少年忍者 めんから。 PLAYZONE2014 【1幕】りょーちゃん的おぼえがき: TEMPEST Returns

「にんめん」に関連した英語例文の一覧と使い方(5ページ目)

少年忍者 めんから

SixTONESのジェシーくんも以前は「ルイス・ジェシー」でしたが、ジャニーさんに長いと言われ改名した過去があります。 ラウールくんはハーフ? お父さんがベネズエラ人、お母さんが日本人のハーフです。 お兄さんが1人いて、ペットにはハムスターを飼っています。 ハーフと言っても現地の言葉はわからず、ベネズエラの料理も全然食べていないとのこと。 高校入学時にメンバーからお祝いももらったそうですが、Snow Manの中ではかなりのフレッシュJr. 聞けば 「国語の題材で去年やりましたよ」とのこと。 「近々で勉強してるから・・・」と佐久間くんも驚いてしまうフレッシュぶりでした。 過去、映画や舞台に出演していた時の映像が現在も残っています。 2015年に公開された 映画「たぬきがいた」に出演していた時の映像が、下の予告編から見られるのでぜひチェックしてみてくださいね。 ジャニーズJr. 忍乱の『勇気100%』って俺がガキの頃からの曲だけど、、いつまで経ってもシンプルで良い曲。 ジャニーズ行っても、いつかまた映画やろうな。 — 『 たぬきがいた 』 榊祐人 sakakiyut また、ストリートダンスのコンテストで優勝経験もあるラウールくん。 CDはファミリーマート限定発売のため現在購入することはできませんが、ジャケットの画像にしっかりとラウールくんが写っています。 また、DVDつきなのでラウールくんがインタビューに答えている映像も見ることができますよ。 BOYSのラウールです。 今日はめっちゃ緊張していますが楽しんで行きましょう」 にニコニコ手を叩いて大爆笑する慎樹。 MCで、樹「あとさ、ラウールの声でかくね。 ラウールの声の大きさにびびった。 前半ではそれが1番かな!」 — とんがり hkthook サマパラのバックにも! 2015年のA. 佐藤勝利くんのサマパラはDVD化されているため、Jr. マンションやバックで踊るラウールくんの映像をチェックすることができます。 の子 が曲終盤でハイタッチしていた。 冒頭のハイハイハイハイ、徐々にボリュームと口の大きさが大きくなっていってニマニマしてた。 ラウールの様子見たり、上手の方を気にしたりしながら、みんながやるなら俺も〜〜って感じがとてもかわいかった。 — いがさくおばSunshine! ddxsashisuseso 「少年たち」にも出ていました 2018少年たちのAローテにも出演、映画「少年たち」では 最後のダンスシーンで登場しています。 Snow Man加入後に「Snow Manのメンバーに私服から近づける」と先が尖った靴を買ってみた話をしてくれたりと、少しずつインタビューでも話す割合が増えてきましたね。 年上のメンバーばかりの中に加入して、長期目標である「幸せになる」ために頑張るラウールくんを応援していきましょう! ラウールくんが気になる方はこちらもおすすめ!•

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朝廷 ちょうてい 密使 みっし のタケルの話(はなし)。 桜 さくら の花 はな はなぜ美しい うつくしい のか。 こどもが夜 よる 一人 ひとりで歩い あるい ていると・・・。 西信 さいしん は若い わかい 僧 そう である。 おそろしい力 ちから の話 はなし。 業平と桜子 木村達也 mo 業平 なりひら 平安 へいあん の都 みやこ におこった事件 じけん について調(しら)べている。 行平 ゆきひら 業平 なりひら の兄 あに 雪乃 ゆきの 業平 なりひら の家 いえ に仕(つか)える女性 じょせい 業平 なりひら と事件 じけん について調(しら)べている。 綾乃 あやの 雪乃 ゆきの の姉 あね 惟忠(これただ) 業平 なりひら の屋敷 やしき に仕(つか)える爺 じい や 薫子 かおるこ 美貌 びぼう の女性 じょせい 桜子 さくらこ 薫子 かおるこ の妹 いもうと 鬼丸 おにまる 野性的 やせいてき な大男 おおおとこ 剣術 けんじゅつ の達人 たつじん 敏行 としゆき 桜子 さくらこ に仕(つか)えている。 業平 なりひら の友人 ゆうじん 珠子 たまこ 高貴 こうき な女性 じょせい 基泰(もとやす) 有力 ゆうりょく 一族 いちぞく の次期 じき 当主 とうしゅ。 珠子 たまこ の兄 あに。 業平と桜子 平安 へいあん の都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱(あか)い橋(はし)の下 した になにが? もくじ 業平と桜子 平安 へいあん の都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱(あか)い橋(はし)の下 した になにが? 業平と桜子 木村達也 1 朱(あか)い橋(はし) 春 はる にはまだ遠(とお)いある日 ひ 、都(みやこ)に大雪 おおゆき が降(ふ)りました。 白(しろ)い雪 ゆき は、平安 へいあん の都(みやこ)にある朱 しゅ に彩(いろど)られた神社 じんじゃ や、都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱(あか)い橋(はし)に、降り積もり ふりつもり ました。 その日 ひ 、都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる橋 はし の下 もと で、美(うつく)しい貴族 きぞく の娘 むすめ の亡骸 なきがら が見(み)つかりました。 艶 つや やかな色(いろ)の美(うつく)しい装束 しょうぞく の娘 むすめ は、胸 むね から血 ち を流し ながし ていました。 赤い あかい 血 ち は地面 じめん に流(なが)れ、その上 うえ に白(しろ)い雪 ゆき が降り積もっ ふりつもっ ていました。 顔面 がんめん はすでに蒼白 そうはく で、生気 せいき が感(かん)じられませんでした。 亡骸 なきがら は、人目 ひとめ にさらされないよう、すぐに貴族 きぞく の屋敷 やしき に移(うつ)されました。 1B うわさ その後(ご)、都大路 みやこおおじ にはある恐(おそ)ろしいうわさが流(なが)れました。 夜 よる 、都大路 みやこおおじ に鬼 おに が出 で て、人 ひと をさらって殺(ころ)すといううわさです。 ある人 ひと は、鬼 おに が歩(ある)いているところを見 み たと言(い)います。 また、ある人 ひと は、鬼 おに が人 ひと を喰(く)っているところを見 み たと言(い)います。 月日 つきひ がたち春 はる になっても、そのうわさは消(き)えませんでした。 雪乃 ゆきの は鬼 おに のうわさを聞(き)いて恐(おそ)ろしくなりました。 雪乃 ゆきの は業平 なりひら の屋敷 やしき で、身(み)の回(まわ)りの世話 せわ をしています。 姉 あね の綾乃 あやの も一緒 いっしょ です。 夜 よる 遅(おそ)く、二人(ふたり)は綾乃 あやの の部屋 へや で、業平 なりひら の帰(かえ)りを待(ま)っていました。 「お姉様(ねえさま)、昨日 きのう 、都大路 みやこおおじ に鬼 おに が出 で たといううわさをご存(ぞん)じですか?」 2 恐(こわ)い 「ええ、聞(き)きましたよ。 」 「娘 むすめ をさらって殺(ころ)してしまうという話 はなし ですね。 」 「ええ。 」 「恐(こわ)いわ。 私 わたし もさらわれたりしないかしら。 」 「人 ひと のうわさというものは、だんだん大(おお)げさになって、ひとり歩(ある)きするものですよ。 」 姉 あね の綾乃 あやの は、落(お)ち着(つ)いてそう答(こた)えました。 「そうですか・・・、何 なに も起(お)こらなければいいのですが・・・。 」 雪乃 ゆきの は、心配 しんぱい そうにそう言(い)いました。 そして、しばらく考(かんが)え込(こ)んで、黙(だま)ってしまいました。 「どうしたの?雪乃 ゆきの ・・・。 」 「今日 きょう は業平 なりひら 様 さま のお帰(かえ)りが遅(おそ)いのです。 」 2B 好奇 こうき 心 しん 「そう言(い)えば、そうですね。 」 「業平 なりひら 様 さま は、好奇 こうき 心 しん が旺盛 おうせい ですから・・・。 」 「昨日 きのう の鬼 おに のうわさを聞きつけ ききつけ たら大変 たいへん ですね。 」 「ご自分 じぶん で調(しら)べるとか言(い)いかねません。 」 「それでは雪乃 ゆきの も心配 しんぱい ですね。 」 姉 あね の綾乃 あやの は、少(すこ)し笑(わら)ってそう言(い)いました。 屋敷 やしき の中 なか が騒がしく さわがしく なりました。 「業平 なりひら 様 さま がお帰(かえ)りのようよ。 早(はや)くお迎(むか)えに出 で ましょう。 」 綾乃 あやの がそう言(い)いました。 雪乃 ゆきの も急(いそ)いで玄関 げんかん に行(い)きます。 屋敷 やしき の者 もの が皆(みな)玄関 げんかん に集(あつ)まってきました。 業平 なりひら は、長身 ちょうしん に長(なが)い黒髪 くろかみ 、彫り ほり の深(ふか)い色白 いろじろ の美男子(びなんし)です。 3 麗人 れいじん 「業平 なりひら 様 さま は、眉目 びもく 秀麗 しゅうれい の麗人 れいじん ですね。 」 雪乃 ゆきの は小(ちい)さな声 こえ で言(い)いました。 「そうですね。 」 綾乃 あやの がそう答(こた)えました。 「叡智 えいち を秘(ひ)めた眉宇 びう 、長(なが)くて黒(くろ)い髪 かみ 、透(す)けるような白(しろ)い肌 はだ がとても素敵 すてき です。 」 「雪乃 ゆきの は業平 なりひら 様 さま がお気(き)に入(い)りですね。 業平 なりひら 様 さま に惹(ひ)かれるのは、身近 みぢか で働(はたら)いている雪乃 ゆきの だけではありませんよ。 だれもが心 こころ を惹(ひ)かれます。 」 姉 あね の綾乃 あやの が、妹 いもうと の雪乃 ゆきの に答(こた)えました。 3 B 爺 じい や 「業平 なりひら 様 さま 、いくらお忙(いそが)しいからと言(い)って、このようにお帰(かえ)りが遅(おそ)いのは困(こま)ります。 」 惟忠(これただ)がそう言(い)いました。 惟忠(これただ)は、業平 なりひら の世話 せわ をしている爺 じい やです。 業平 なりひら が幼(おさな)いころから色々 いろいろ と身(み)の回(まわ)りの世話 せわ をしています。 業平 なりひら にとってはうるさい爺 じい やでした。 「すみません、心配 しんぱい をかけたようですね。 」 業平 なりひら は、優(やさ)しくそう言(い)いました。 雪乃 ゆきの は、二人(ふたり)の会話 かいわ を近(ちか)くで聞(き)いていました。 (鬼 おに のうわさについて、惟忠(これただ)様 さま が業平 なりひら 様 さま に何 なに もおっしゃらなければいいのですが・・・。 ) 雪乃 ゆきの は、心 こころ の中 なか でそう思(おも)いました。 「このように遅(おそ)くなりますと・・・。 」 惟忠(これただ)は、まだ話 はなし を続(つづ)けようとしています。 「昨日 きのう 都大路 みやこおおじ に出 で たという鬼 おに に喰(く)われてしまいますぞ。 」 4 がっかり (ああ、とうとう言(い)ってしまわれた・・・。 ) 雪乃 ゆきの は、がっかりしました。 「何 なに ?爺 じい や、都大路 みやこおおじ に昨日 きのう 鬼 おに が出 で たのですか?」 「はい、昨日 きのう 都大路 みやこおおじ ではそのようなうわさが流(なが)れました。 」 「そうでしたか。 それでは、ちょっと見 み てきます。 」 そう言(い)うと、業平 なりひら は屋敷 やしき を出 で て行(い)きました。 「業平 なりひら 様 さま 、お待(ま)ちくだされ・・・。 」 あわてた爺 じい やがとめても、もう後(あと)の祭(まつ)りです。 雪乃 ゆきの は惟忠(これただ)をにらみました。 (よけいなことを、おっしゃらなくてもよろしいのに・・・。 雪乃 ゆきの は、業平 なりひら 様 さま が鬼 おに に喰(く)われたりしないか心配 しんぱい です。 ) 4B 大人 おとな 雪乃 ゆきの は、玄関 げんかん に立っ たっ たままでした。 業平 なりひら が屋敷 やしき から出(で)かけたあと、兄 あに の行平 ゆきひら が帰(かえ)ってきました。 屋敷 やしき の者 もの が玄関 げんかん に集(あつ)まってきました。 雪乃 ゆきの も綾乃 あやの も急(いそ)いで玄関 げんかん に行(い)きました。 行平 ゆきひら は、業平 なりひら より少(すこ)し大人 おとな でした。 長身 ちょうしん に長(なが)い黒髪 くろかみ 、彫り ほり の深(ふか)い色白 いろじろ の美男子(びなんし)です。 「行平(ゆきひら)様 さま も、眉目 びもく 秀麗 しゅうれい の麗人 れいじん ですよ。 」 今度 こんど は、姉 あね の綾乃 あやの が小(ちい)さい声 こえ で言(い)いました。 「そうですね。 」 雪乃 ゆきの はそう答(こた)えました。 5 魅了 みりょう 「叡智 えいち を秘(ひ)めた眉宇 びう 、見(み)るものを魅了 みりょう する大きな おおきな 瞳 ひとみ 、長(なが)くて黒(くろ)い髪 かみ 、透(す)けるような白(しろ)い肌 はだ。 」 「業平 なりひら 様 さま も同(おな)じですわ。 」 「業平 なりひら 様 さま と似 に ていらっしゃいますが、少(すこ)し大人(おとな)びて落(お)ち着(つ)いた感(かん)じがします。 やんちゃで行動 こうどう 的 てき な弟 おとうと の業平 なりひら より思慮 しりょ 深(ぶか)い感(かん)じですね。 行平(ゆきひら)様 さま には、業平 なりひら 様 さま とはまた違(ちが)った魅力 みりょく がありますよ。 」 「お姉様(ねえさま)は行平(ゆきひら)様 さま がお気(き)に入(い)りですね。 」 「いいえ、そんなことありませんよ。 」 綾乃 あやの は笑(わら)ってそう言(い)いました。 5B 心配 しんぱい 「行平(ゆきひら)様 さま 、いくらお忙(いそが)しいからと言(い)って、このようにお帰(かえ)りが遅(おそ)いのは困(こま)ります。 」 惟忠(これただ)(これただ)は、先程 さきほど と同(おな)じことを行平 ゆきひら に言(い)いました。 「すみません、心配 しんぱい をかけたようですね。 」 行平 ゆきひら は、優(やさ)しくそう言(い)いました。 雪乃 ゆきの は、二人(ふたり)の会話 かいわ を近(ちか)くで聞(き)いていました。 (兄 あに の行平(ゆきひら)様 さま に、弟 おとうと の業平 なりひら 様 さま を連れ戻し つれもどし てきてほしい・・・。 ) 雪乃 ゆきの は、心 こころ の中 なか でそう思(おも)いました。 「業平 なりひら 様 さま が、昨日 きのう 出 で たといううわさの鬼 おに を見 み に行(い)くとおっしゃって、お出(で)かけになりました。 」 続(つづ)けて、惟忠(これただ)はそう言(い)いました。 6 残念 ざんねん 「そうですか。 弟 おとうと の業平 なりひら にも困(こま)ったものです。 」 「いかがいたしましょうか?」 「弟 おとうと のわがままです、ほおっておいて下(くだ)さい。 」 行平 ゆきひら はそう言(い)うと、屋敷 やしき の奥 おく に入(はい)って行(い)きました。 姉 あね の綾乃 あやの は、それについて行(い)きました。 (行平(ゆきひら)様 さま は、業平 なりひら 様 さま のことが心配 しんぱい ではないのかしら・・・。 ) 雪乃 ゆきの は、行平 ゆきひら の言葉 ことば を少(すこ)し残念 ざんねん に思(おも)いました。 (それにしても、業平 なりひら 様 さま はどこまで出(で)かけられたのかしら・・・。 ) 6B 男装 だんそう 雪乃 ゆきの は、心配 しんぱい でたまりませんでした。 雪乃 ゆきの は、業平 なりひら を追(お)いかけて、夜 よる に屋敷 やしき を出 で ました。 平安京 へいあんきょう では、普通 ふつう 女(おんな)の子(こ)は外 そと へ出 で たりはしません。 ましてや夜中(よなか)に出(で)かけるなど考(かんが)えられないことでした。 雪乃 ゆきの は、動(うご)きやすいよう男装 だんそう をして出(で)かけました。 見(み)た目(め)は、小(ちい)さくて細身 ほそみ の美少年 びしょうねん のようでした。 (やはり、業平 なりひら 様 さま のことが心配 しんぱい です・・・。 ) 雪乃 ゆきの は小走(こばし)りで都大路 みやこおおじ を進(すす)みます。 都大路 みやこおおじ は恐(おそ)ろしい鬼 おに が出(で)るといううわさです。 雪乃 ゆきの は恐(こわ)くて仕方 しかた がありません。 月 つき のある夜 よる でした。 都大路 みやこおおじ の上 うえ には、細(ほそ)い月 つき が美(うつく)しく輝(かがや)いています。 神社 じんじゃ やお寺(てら)が、月 つき の光 ひかり にしっとりと濡(ぬ)れていました。 雪乃 ゆきの は、やっと業平 なりひら に追(お)いつきました。 7 外 そと に 「業平 なりひら 様 さま。 お待(ま)ちになって下(くだ)さい。 」 雪乃 ゆきの がそう呼(よ)びかけたとき、業平 なりひら は夜 よる の都大路 みやこおおじ を一人(ひとり)で歩(ある)いていました。 「駄目 だめ じゃないですか、雪乃 ゆきの。 女(おんな)の子(こ)が外 そと に出 で てはいけませんよ。 」 業平 なりひら は、優(やさ)しく雪乃 ゆきの を叱(しか)りました。 「鬼 おに が本当に ほんとうに 出 で たらどうするのですか。 」 「ごめんなさい。 でも、業平 なりひら 様 さま のことが心配 しんぱい で。 」 平安 へいあん の都大路 みやこおおじ には桜 さくら の花 はな が咲(さ)き始(はじ)めていました。 業平 なりひら と雪乃 ゆきの は一緒 いっしょ に歩(ある)き始(はじ)めました。 「桜 さくら が咲(さ)き始(はじ)めていますね。 」 「ええ、私 わたし も好(す)きですわ。 」 7B 月 つき 「細(ほそ)い月 つき には、美(うつく)しい桜 さくら の花 はな がよく似合(にあ)います。 」 「そうですわね。 」 「朱 しゅ 塗(ぬ)りの神社 じんじゃ や仏閣 ぶっかく にも、桜 さくら の淡(あわ)い桃色 ももいろ はよく映(は)えます。 」 「ええ・・・。 」 「桜 さくら の花 はな が満開 まんかい になるのを待(ま)ち遠(どお)しく思(おも)います。 」 「業平 なりひら 様 さま は、桜 さくら の花 はな が好(す)きなのですね。 」 「ええ、とても心 こころ が惹(ひ)かれます。 」 夜 よる の都大路 みやこおおじ を歩(ある)いている人 ひと はあまりいませんでした。 それでも、業平 なりひら は、都大路 みやこおおじ で通行 つうこう する人 ひと をつかまえては、鬼 おに に関(かん)する情報 じょうほう を聞(き)きました。 8 十字路 じゅうじろ 「夜 よる に鬼 おに を見 み たという人 ひと がこの辺(あた)りには多(おお)くいます。 」 「どんなところに出 で ますか?」 「ええ、川 かわ や橋 はし のあるところだと聞(き)いています。 」 また、べつの人 ひと をつかまえて聞(き)きました。 「鬼 おに が出(で)るのは夜 よる だけらしいですね。 」 「どんなところに出 で ますか?」 「都大路 みやこおおじ の十字路 じゅうじろ に出(で)るといううわさです。 」 また、べつの人 ひと をつかまえて聞(き)きました。 「鬼 おに だけでなく、亡霊 ぼうれい も出(で)るといううわさがあります。 」 8B 橋 はし 「亡霊 ぼうれい ですか。 どんなところに出 で ますか。 」 「ええ、亡霊 ぼうれい は、都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱色 しゅいろ の橋 はし の辺(あた)りに出(で)ます。 」 業平 なりひら は聞(き)いたことをまとめました。 「鬼 おに は夜 よる にしか現(あらわ)れないこと、また、十字路 じゅうじろ や川 かわ や橋 はし のあるところに出(で)ることもわかりました。 また、鬼 おに だけでなく亡霊 ぼうれい も出(で)るようですね。 」 業平 なりひら は、雪乃 ゆきの にそう言(い)いました。 「それだけわかればすごいですわ。 」 「今夜 こんや は、この辺 あたり で帰(かえ)りましょう。 雪乃 ゆきの を連(つ)れて、夜 よる の都大路 みやこおおじ を歩(ある)くのは危険 きけん です。 」 「ごめんなさい。 私 わたし のせいで・・・。 」 9 調査 ちょうさ 「いいえ、鬼 おに のうわさが気 き になるので、しばらくは調査 ちょうさ を続(つづ)けようと思(おも)います。 」 業平 なりひら はそう言(い)いました。 業平 なりひら と雪乃 ゆきの が屋敷 やしき に帰る かえる と、兄 あに の行平 ゆきひら が待(ま)っていました。 「雪乃 ゆきの 、女(おんな)の子(こ)がこんな夜 よる に外 そと へ出 で てはいけませんよ。 」 行平 ゆきひら は、雪乃 ゆきの を見(み)つけると、早速 さっそく そう言(い)いました。 「ごめんなさい。 」 「もう、奥 おく へ行(い)って休(やす)みなさい。 」 「はい、わかりました。 」 9B 評判 ひょうばん 「兄上(あにうえ)、ただいま帰(かえ)りました。 昨日 きのう 出 で たという鬼 おに ですが、今日 きょう は現(あらわ)れませんでした。 」 行平 ゆきひら は、しばらく考え事 かんがえごと をしているようでした。 「春 はる まだ遠(とお)い大雪 おおゆき の日 ひ 、亡骸 なきがら となって発見 はっけん されたのは、薫子 かおるこ 様 さま だそうです。 」 業平 なりひら はひどく驚(おどろ)きました。 薫子 かおるこ と言(い)えば、都(みやこ)でも評判 ひょうばん の美貌 びぼう の持(も)ち主(ぬし)でした。 そして、豊(ゆた)かな歌 うた の才能 さいのう を持(も)っていました。 業平 なりひら は、その美貌 びぼう と歌 うた の才能 さいのう に魅(ひ)かれて、娘 むすめ の屋敷 やしき に足 あし 繁(しげ)く通(かよ)ったことがあります。 近(ちか)ごろ顔(かお)を見せ みせ ないから、おかしいと思っ おもっ ていました。 業平 なりひら は、この事件 じけん をひどく悲(かな)しく思(おも)いました。 「なぜ、薫子 かおるこ 様 さま が死(し)ななければならないのですか。 」 業平 なりひら は、強(つよ)い憤(いきどお)りを感(かん)じました。 「それは、まだわかりません。 」 10 四つ辻 よつつじ 「兄上(あにうえ)、鬼 おに の仕業 しわざ だとされていますが、本当 ほんとう でしょうか。 」 「さて、それは信じ しんじ がたい話 はなし ですが、一応 いちおう 調査 ちょうさ は必要 ひつよう でしょう。 」 「わかりました、兄上(あにうえ)。 鬼 おに の調査 ちょうさ を続(つづ)けてみます。 」 月 つき の美(うつく)しい夜 よる でした。 天 てん には細(ほそ)い月 つき が輝(かがや)いています。 業平 なりひら は、都大路 みやこおおじ の四つ辻 よつつじ を見張(みは)っていました。 雪乃 ゆきの も一緒 いっしょ でした。 深夜 しんや 、だれもいない四辻 よつつじ は、不気味 ぶきみ な雰囲気 ふんいき でした。 「業平 なりひら 様 さま 、どうしてこのような四辻 よつつじ を見張(みは)るのですか?」 「道 みち が十字 じゅうじ に交(まじ)わっているところは異界(いかい)との出入(でい)り口(ぐち)になりやすいと言(い)われています。 」 1 0B 霊的 れいてき 「都大路 みやこおおじ には十字路 じゅうじろ はいくつもありますよ。 」 「その中 なか でもそこは霊的 れいてき な雰囲気 ふんいき を漂(ただよ)わせています。 すぐ近(ちか)くに神社 じんじゃ があるせいかもしれません。 不気味 ぶきみ な雰囲気 ふんいき を感(かん)じませんか?」 「はい、私 わたし も不気味 ぶきみ な雰囲気 ふんいき を感(かん)じます。 」 辺(あた)りは真(ま)っ暗(くら)です。 鬼 おに のうわさのせいか、都大路 みやこおおじ を歩(ある)いている人 ひと はまばらです。 業平 なりひら と雪乃 ゆきの は、鬼 おに の現れる あらわれる のを待ち まち ました。 「雪乃 ゆきの 、寒(さむ)くないですか?」 春 はる と言(い)えど、夜 よる はまだ肌寒(はだざむ)い日 ひ もありました。 「いいえ、業平 なりひら 様 さま 、寒(さむ)くありませんわ。 」 11 気配 けはい 「そうですか。 」 そのとき、業平 なりひら と雪乃 ゆきの は、ふと怪(あや)しい気配 けはい を感(かん)じました。 そして、都大路 みやこおおじ を行(い)く鬼 おに らしき影 かげ を見(み)つけたのです。 「業平 なりひら 様 さま 、何 なに か怪(あや)しい影 かげ が走(はし)りました。 」 雪乃 ゆきの が、ささやくような声 こえ で言(い)いました。 「よし、あとをつけましょう。 」 その影 かげ は、都大路 みやこおおじ の四ツ辻 よつつじ を駆(か)け抜(ぬ)けました。 業平 なりひら と雪乃 ゆきの は、こっそりとあとをつけます。 影 かげ は音 おと もなく走(はし)って行(い)きます。 そして、神社 じんじゃ の階段 かいだん を上(のぼ)りはじめました。 その神社 じんじゃ の階段 かいだん は千 せん 段 だん もあります。 影 かげ は一番 いちばん 上(うえ)まで、一度(いちど)も休(やす)むことなく上(のぼ)って行(い)きました。 11B 木陰 こかげ 「業平 なりひら 様 さま 、お待(ま)ちになって。 」 雪乃 ゆきの はついて行(い)くのがやっとでした。 業平 なりひら は頂上 ちょうじょう に上(のぼ)ったとき、立(た)ち止(ど)まって下 した のほうを見 み ました。 雪乃 ゆきの はまだ来 き ません。 その後(ご)、木陰 こかげ に隠れ かくれ て影 かげ をじっと見 み ました。 雪乃 ゆきの がようやく追(お)いついて来 き ました。 驚(おどろ)いたことに、影 かげ は神殿 しんでん の前 まえ まで来(く)ると、祈(いの)りはじめました。 その祈(いの)りは長(なが)い時間 じかん 続(つづ)きました。 「業平 なりひら 様 さま。 何 なに かお祈(いの)りしていますよ。 」 「そのようですね。 」 12 影 かげ いったい何 なに を祈(いの)っているのだろうかと、雪乃 ゆきの は思(おも)いました。 祈(いの)りが終(お)わって、影 かげ が立(た)ち上(あ)がったとき、業平 なりひら が声 こえ をかけました。 「こんな夜 よる に何 なに をお祈(いの)りしているのですか。 あなたは何者 なにもの ですか。 」 影 かげ は驚(おどろ)いて業平 なりひら と雪乃 ゆきの のほうを振り向き ふりむき ました。 それは野性 やせい 的 てき な感(かん)じのするたくましい大男 おおおとこ でした。 業平 なりひら も長身 ちょうしん ですが、それをさらに上回る うわまわる 長身 ちょうしん です。 彫り ほり の深(ふか)い顔立ち かおだち や金色 きんいろ に光る ひかる 髪の毛 かみのけ は、異国 いこく の者 もの なのかもしれません。 頭 あたま の上 うえ に角(つの)のように見える みえる ものがあります。 鬼 おに は、業平 なりひら の姿 すがた を認める みとめる と、そのたくましい腕 うで で腰 こし の刀 かたな を抜き ぬき ました。 そして、足 あし を踏ん張る ふんばる と、刀 かたな を上段 じょうだん に構え かまえ ました。 刀 かたな の後ろ うしろ には、細(ほそ)い月 つき が輝(かがや)いています。 12B 咆哮 ほうこう 「業平 なりひら 様 さま 、おやめ下(くだ)さい。 相手 あいて は人 ひと とは思え おもえ ません。 」 「雪乃 ゆきの 、危ない あぶない から後ろ うしろ に下がっ さがっ ていなさい。 」 業平 なりひら は、腰 こし の刀 かたな を抜き ぬき ました。 その刀 かたな は、普通 ふつう よりかなり長(なが)い刀 かたな です。 業平 なりひら は刀 かたな を上段 じょうだん に構え かまえ ました。 業平 なりひら の長(なが)い髪 かみ が風 かぜ にゆらゆらと揺れ ゆれ ています。 鬼 おに に比べる くらべる と、業平 なりひら の体つき からだつき はかなり華奢 きゃしゃ です。 しかし、鬼 おに がうかつには踏み込め ふみこめ ない雰囲気 ふんいき が、業平 なりひら から漂(ただよ)っていました。 業平 なりひら の後ろ うしろ には、神社 じんじゃ の桜 さくら 並木 なみき が広がっ ひろがっ ていました。 まだ咲(さ)きかけの桜 さくら の花 はな が、風 かぜ に揺れ ゆれ ます。 鬼 おに が物凄い ものすごい 咆哮 ほうこう とともに、切りかかっ きりかかっ てきました。 13 危(あぶ)ない 「業平(なりひら)様(さま)、危(あぶ)ない。 」 業平 なりひら は、後ろ うしろ に跳ん とん で鬼 おに の刀 かたな を避け さけ ました。 鬼 おに の刀 かたな の風圧 ふうあつ で、業平 なりひら の髪の毛 かみのけ がなびきました。 業平 なりひら はふたたび刀 かたな を構え かまえ て、鬼 おに と向かい合い むかいあい ました。 業平 なりひら は、まだ刀 かたな を一度(いちど)も振り ふり 下ろし おろし ていません。 鬼 おに は、暗闇 くらやみ の中 なか で、業平 なりひら をにらみました。 業平 なりひら の装束 しょうぞく は月 つき に濡(ぬ)れたように輝(かがや)いていました。 業平 なりひら が少(すこ)しずつ鬼 おに との間 ま をつめます。 雪乃 ゆきの は、はらはらしながら見 み ています。 間 ま をつめられた鬼 おに が、たまらずに切りかかっ きりかかっ てきました。 業平 なりひら は、鬼 おに の刀 かたな をよけながら、刀 かたな を一 ひと 振り ふり しました。 鬼 おに の髪の毛 かみのけ が切ら きら れ、はらはらと風 かぜ に舞っ まっ て飛ん とん で行(い)きました。 13B 強(つよ)い 「強(つよ)いな。 」 地 ち の底 そこ から響く ひびく ような低い ひくい 声 こえ で鬼 おに が言(い)いました。 「また、いつか会う あう かも知れ しれ ぬ。 」 鬼 おに はそう言(い)うと、暗闇 くらやみ の中 なか に姿 すがた を消し けし ました。 「業平 なりひら 様 さま !大丈夫 だいじょうぶ ですか。 」 雪乃 ゆきの は、業平 なりひら に駆け寄り かけより ました。 「大丈夫 だいじょうぶ ですよ。 どこもけがはありません。 帰(かえ)りましょうか。 」 業平 なりひら はそう言(い)うと、雪乃 ゆきの を連(つ)れて千 せん 段 だん 神社 じんじゃ の階段 かいだん を降(お)り始(はじ)めました。 千 せん 段 だん 神社 じんじゃ の上 うえ には、細(ほそ)い月 つき が出 で ていました。 14 屋敷 やしき 業平 なりひら が屋敷 やしき に帰る かえる と、兄 あに の行平 ゆきひら が待(ま)っていました。 「雪乃 ゆきの 、外 そと へ行っ いっ てはいけません。 もう奥 おく に行(い)きなさい。 」 行平 ゆきひら は、雪乃 ゆきの を見(み)るとそう言(い)いました。 「はい、行平(ゆきひら)様 さま 、ごめんなさい。 」 「兄上(あにうえ)、千 せん 段 だん 神社 じんじゃ で鬼 おに に遭遇 そうぐう しました。 」 「それで、何 なに かわかりましたか。 」 「いいえ、刀 かたな を交え まじえ ましたが、何 なに も聞き出す ききだす ことはできませんでした。 」 「しかし、これで鬼 おに らしき者 もの がいるということはわかりましたね。 」 「はい、しかし、鬼 おに なのかどうかはっきりしませんでした。 」 14 B 仕業 しわざ 「例 れい の事件 じけん は鬼 おに の仕業 しわざ とうわさされていますが・・・。 」 「はい、それについても何 なに も聞き出せ ききだせ ませんでした。 」 「そうでしたか。 鬼 おに が果たして はたして 殺(ころ)し屋 や なのかどうか、調査 ちょうさ を続(つづ)けて下(くだ)さい。 」 「わかりました。 」 行平 ゆきひら と業平 なりひら はそれぞれ屋敷 やしき の奥 おく へ行(い)きました。 雪乃 ゆきの は、綾乃 あやの の部屋 へや に行(い)きました。 「お姉様(ねえさま)、鬼 おに が出 で ましたのよ。 」 「まあ、恐(おそ)ろしい。 それより、雪乃 ゆきの 、外 そと へ出 で てはいけません。 わかりましたか。 」 「はい、お姉様(ねえさま)。 それで、すごく大きく おおきく て金色 きんいろ の髪の毛 かみのけ でしたの。 」 15 異国 いこく 「金色 きんいろ の髪の毛 かみのけ ですか。 異国 いこく の者 もの かもしれませんね。 」 「それで、業平 なりひら 様 さま と刀 かたな で戦(たたか)いを始(はじ)めました。 」 「まあ、それは危ない あぶない ですわね。 」 「それで、業平 なりひら 様 さま の刀 かたな が鬼 おに の髪の毛 かみのけ を切っ きっ たら、鬼 おに が逃げ にげ て行っ いっ てしまいましたの。 」 「業平 なりひら 様 さま は武芸 ぶげい の達人 たつじん ですよ。 幼(おさな)いころから、屋敷 やしき で訓練 くんれん を受け うけ ていらっしゃいますわ。 」 「それで、あんなにお強(つよ)いのですね。 」 「ええ。 」 「業平 なりひら 様 さま の刀 かたな の舞い まい は、とても華麗 かれい でした。 」 「そうですか。 」 15B 舞い まい 「ええ、強く つよく て美(うつく)しいです。 」 「雪乃 ゆきの は、業平 なりひら 様 さま がお気(き)に入(い)りですね。 」 「そんなことありませんわ。 」 雪乃 ゆきの は、業平 なりひら が刀 かたな で戦う たたかう 様子 ようす を見 み て、舞い まい のようで美(うつく)しいと思(おも)いました。 しばらくすると、雪乃 ゆきの はべつのうわさを思い出し おもいだし ました。 「それよりも、お姉 ねえ さま、べつのうわさをご存(ぞん)じですか?」 「べつのうわさですか。 」 「ええ、都(みやこ)に亡霊 ぼうれい が出(で)るといううわさです。 」 「いいえ、雪乃 ゆきの 、初めて はじめて 知り しり ましたわ。 」 16 木 き 「都(みやこ)に流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱色 しゅいろ の橋 はし ・・・。 」 「ええ、知っ しっ ておりますわ。 」 「そこに枝垂れ桜 しだれざくら の木 き がありますでしょう。 」 「ええ・・・。 」 「夜 よる 、あの辺(あた)りに亡霊 ぼうれい が出(で)るようですよ。 」 「まあ、雪乃 ゆきの 、本当 ほんとう なのですか?」 「私 わたし はまだ見 み たことありません。 」 「見 み に行っ いっ ては駄目 だめ ですよ、雪乃 ゆきの。 」 「はい、お姉様(ねえさま)、わかっております。 」 16B 駄目 だめ 「それから、業平 なりひら 様 さま に言(い)っては駄目 だめ よ。 」 「いいえ、業平 なりひら 様 さま はもうご存(ぞん)じですわ。 」 「そうでしたか。 」 「雪乃 ゆきの も一緒 いっしょ に連(つ)れて行っ いっ てほしいですわ。 」 「まあ、雪乃 ゆきの 、外 そと へ行っ いっ ては駄目 だめ よ。 」 「はい、お姉様(ねえさま)。 」 「さあ、もう遅(おそ)いからお休(やす)みなさい。 」 「はい、お姉様(ねえさま)。 」 雪乃 ゆきの は部屋 へや に戻り もどり 休(やす)むことにしました。 17 ついてくる 次 つぎ の日 ひ の夜 よる 、業平 なりひら は亡霊 ぼうれい の調査 ちょうさ に出(で)かけました。 「雪乃 ゆきの 、どうしていつもついてくるのですか。 」 「だって、業平 なりひら 様 さま のことが心配 しんぱい で・・・。 」 「夜 よる の都大路 みやこおおじ で雪乃 ゆきの を連(つ)れて歩(ある)くのは危険 きけん です。 」 「まあ、心配 しんぱい して下さる くださる のですか。 」 「雪乃 ゆきの には、屋敷 やしき でおとなしくしていてほしいのです。 」 「私 わたし も業平 なりひら 様 さま に屋敷 やしき にいてほしいですわ。 」 雪乃 ゆきの は、いくら言(い)って聞か きか せてもついて来 き ます。 業平 なりひら はもう半ば なかば あきらめていました。 17 B 桜 さくら 二人(ふたり)は都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱色 しゅいろ の橋 はし にたどり着き たどりつき ました。 業平 なりひら は枝垂れ桜 しだれざくら が見える みえる ところに腰掛け こしかけ て見張(みは)ることにしました。 枝垂れ桜 しだれざくら の向こう むこう には、桜 さくら 並木 なみき が続い つづい ていました。 桜 さくら は、美(うつく)しく咲(さ)き始(はじ)めていました。 都大路 みやこおおじ には細(ほそ)い月 つき が出 で ていました。 朱 しゅ に彩(いろど)られた神社 じんじゃ は、月 つき の光 ひかり に照らさ てらさ れていました。 夜 よる の都大路 みやこおおじ はひっそりとして静か しずか です。 春 はる の暖かい あたたかい 風 かぜ が吹い ふい ています。 しばらくすると、朱色 しゅいろ の橋 はし の辺(あた)りに影 かげ が見(み)えました。 「業平 なりひら 様 さま 、何 なに かいますよ。 」 「うむ、そのようですね。 様子 ようす を見 み ましょう。 」 影 かげ は、朱色 しゅいろ の橋 はし の辺(あた)りにある枝垂れ桜 しだれざくら の下 した にいます。 「業平 なりひら 様 さま 、うわさの亡霊 ぼうれい でしょうか。 」 18 祈(いの)り 「そうかもしれません。 」 「何 なに かお祈(いの)りをしているように見(み)えますね。 」 「そうですね。 」 業平 なりひら は立ち上がる たちあがる と、枝垂れ桜 しだれざくら に向かっ むかっ て歩(ある)き始(はじ)めました。 「あ、業平 なりひら 様 さま 、お待(ま)ち下(くだ)さい。 」 雪乃 ゆきの はあとを追(お)いかけました。 「こんな夜 よる にこんなところで、何 なに のお祈(いの)りをしていらっしゃるのですか。 」 影 かげ は驚(おどろ)いて後ろ うしろ を振り向き ふりむき ました。 振り向い ふりむい た顔 かお は、美(うつく)しい女性 じょせい の顔 かお でした。 透き通る すきとおる ような色白 いろじろ の肌 はだ 、彫り ほり の深(ふか)い顔立ち かおだち から、気品 きひん にあふれた雰囲気 ふんいき が漂(ただよ)っています。 18 B 顔 かお 業平 なりひら はその顔 かお を見 み てひどく驚(おどろ)きました。 亡くなっ なくなっ たはずの薫子 かおるこ にそっくりだったからです。 「まさか、あなたは薫子 かおるこ 様 さま ですか?」 今度 こんど は、影 かげ のほうが驚(おどろ)きました。 「姉 あね のことをご存(ぞん)じなのですか?」 「姉 あね ?」 「はい、亡くなっ なくなっ た薫子 かおるこ は私 わたし の姉 あね です。 」 「それで、よく似 に ていらっしゃるのですね。 」 「私 わたし は桜子(さくらこ)と申し もうし ます。 あなた様 さま は?」 「私 わたし は業平 なりひら と申し もうし ます。 こちらは雪乃 ゆきの です。 」 19 美(うつく)しさ 雪乃 ゆきの は、桜子(さくらこ)の美(うつく)しさに驚(おどろ)きました。 「業平 なりひら 様 さま ・・・。 薫子 かおるこ 様 さま からよくうわさを聞(き)いていました。 」 桜子(さくらこ)はそう言(い)って、業平 なりひら のことを見つめ みつめ ました。 「それで、何 なに をお祈(いの)りなさっていたのですか。 」 「はい、朱色 しゅいろ の橋 はし の辺(あた)りで亡霊 ぼうれい が出(で)るといううわさが立ち たち まして・・・。 」 「ええ、知っ しっ ています。 」 「姉 あね の薫子 かおるこ 様 さま の亡霊 ぼうれい ではないかと思っ おもっ たわけです。 」 「それでお祈(いの)りしていたわけですか。 」 「はい、不幸 ふこう な亡くなり なくなり 方 かた をしたもので・・・。 」 19B 夜 よる 「夜 よる にお祈(いの)りしているのはなぜですか。 」 「亡霊 ぼうれい は夜 よる に出(で)ると聞(き)きましたので。 」 「やはり出(で)るのですか。 」 「はい、満月 まんげつ の夜 よる に一度(いちど)姿 すがた を現し あらわし ました。 」 「満月 まんげつ の夜 よる ですか?」 「はい、今 いま はまだ細(ほそ)い月 つき しか出 で ていません。 」 「満月 まんげつ まではまだ間 ま がありすね。 」 「ええ。 」 「夜 よる 、女 おんな の人 ひと が一人(ひとり)で歩(ある)くのは危険 きけん ではありませんか。 」 20 物陰 ものかげ 「はい、危険 きけん だと思(おも)います。 」 「そうですよね。 」 「でも、お供 おとも の者 もの を連(つ)れていますから。 」 「お供 おとも の者 もの ですか。 」 「はい。 鬼丸 おにまる 、出 で てきなさい。 」 桜子(さくらこ)がそう言(い)うと、物陰 ものかげ から出 で てきた者 もの がいました。 「この者 もの は私 わたし のお供 おとも をしている者 もの で名 な を鬼丸 おにまる と言(い)います。 」 桜子(さくらこ)が、そう紹介 しょうかい しました。 「また、お会い あい しましたね。 」 20B 野性 やせい 鬼丸 おにまる はそう言(い)いました。 それは野性 やせい 的 てき な感(かん)じのするたくましい大男 おおおとこ でした。 地 ち の底 そこ から響く ひびく ような低い ひくい 声 こえ です。 それは、いつぞや千 せん 段 だん 神社 じんじゃ で会っ あっ た鬼 おに でした。 業平 なりひら はひどく驚(おどろ)きました。 そして、刀 かたな に手 て をかけて身構え みがまえ ました。 「おっと、今夜 こんや は切り合う きりあう つもりはありません。 」 「そうですか。 聞(き)きたいことがあります。 」 「何 なん でしょうか。 」 「薫子 かおるこ 様 さま は、鬼 おに に殺さ ころさ れたとうわさになっていますが、本当 ほんとう のところはどうなのですか。 」 「ごらんのとおり、私 わたし は桜子 さくらこ 様 さま に仕(つか)えております。 」 「ええ。 」 21 本当 ほんとう 「薫子 かおるこ 様 さま は、桜子 さくらこ 様 さま の姉 あね 上(うえ)です。 」 「そうですね。 」 「その人 ひと を私 わたし が殺(ころ)すということはありえません。 」 業平 なりひら は、桜子(さくらこ)に向かっ むかっ て聞(き)きました。 「この者 もの の言(い)うことは本当 ほんとう ですか。 」 「はい、この者 もの は鬼丸 おにまる と申し もうし ます。 見(み)た目(め)は恐(おそ)ろしい感(かん)じがするかもしれませんが、私 わたし 達 たち 姉妹 しまい が幼(おさな)いときから、お供 おとも をしている者 もの です。 」 「そうですか。 それでは薫子 かおるこ 様 さま を殺(ころ)すことはありえませんね。 」 「はい、それはありえないと思(おも)います。 」 21B 図式 ずしき 「それでは、なぜそのようなうわさが広まっ ひろまっ たのでしょうか。 」 「鬼 おに は恐(おそ)ろしいものだという先入 せんにゅう 観 かん によって、うわさが広がっ ひろがっ たのではないでしょうか。 」 「なるほど、世間 せけん の人 ひと が納得 なっとく しやすい図式 ずしき ではありますね。 」 「あるいはわざとそのようなうわさを流し ながし たのかもしれません。 」 「なぜ、そのようなことを?」 「おそらく、真犯人 しんはんにん を隠す かくす ためだと思(おも)います。 」 桜子(さくらこ)は、真犯人 しんはんにん に何 なに か心 こころ 辺(あた)りがあるようでした。 業平 なりひら は、鬼丸 おにまる のほうを向き むき ました。 「鬼丸 おにまる 殿 どの 、いつぞや千 せん 段 だん 神社 じんじゃ でお祈(いの)りをされていましたね。 」 22 人間 にんげん 「そうでしたか。 」 「何 なに をお祈(いの)りされていたのですか。 他 ほか にもだれか亡くなら なくなら れたのですか。 」 鬼丸 おにまる は、しばらく考え事 かんがえごと をしているようでした。 「いいえ・・・、実は じつは 早(はや)く人間 にんげん になりたいと思っ おもっ ていまして・・・。 」 「人間 にんげん に?」 「そう、ごらんのとおりのように、私 わたし は鬼 おに の姿 すがた をしています。 」 「ええ、」 「それで、幼(おさな)いときより、人間 にんげん になりたいと祈(いの)り続(つづ)けています。 」 「そうでしたか・・・。 」 22B 姿 すがた 「ええ・・・。 」 「あのように、夜 よる に祈(いの)っているのはなぜですか。 」 「私 わたし の姿 すがた では、昼 ひる に歩(ある)くと目立ち めだち ますので。 」 「なるほど、それであのような夜 よる に現れる あらわれる わけですね。 」 「ええ、」 「わかりました。 桜子 さくらこ 様 さま 、鬼丸 おにまる 殿 どの 、私 わたし 共 ども はこれで失礼 しつれい いたします。 帰り道 かえりみち お気 き をつけて。 」 「ありがとうございます。 私 わたし 共 ども も、これで失礼 しつれい いたします。 」 業平 なりひら は雪乃 ゆきの と一緒 いっしょ に屋敷 やしき に帰(かえ)りました。 屋敷 やしき に帰る かえる と兄 あに の行平 ゆきひら が待(ま)っていました。 「雪乃 ゆきの 、また外 そと へ出 で たのですか。 もう許し ゆるし ませんよ。 しばらくはどんな外出 がいしゅつ も禁止 きんし です。 」 23 奥 おく 「・・・・・・。 」 「わかりましたか。 」 「はい、わかりました。 」 雪乃 ゆきの は、仕方 しかた がないといった顔 かお で、そう言(い)いました。 「見張り みはり の者 もの をつけますからね。 それでは、もう奥 おく に行(い)きなさい。 」 「はい、わかりました。 」 雪乃 ゆきの は屋敷 やしき の奥 おく の部屋 へや に行(い)きました。 「兄上(あにうえ)、桜子 さくらこ 様 さま というお方 おかた に会い あい ました。 薫子 かおるこ 様 さま の妹 いもうと 君 ぎみ だとおっしゃっていました。 」 「うむ、確か たしか に薫子 かおるこ 様 さま の妹 いもうと 君 ぎみ に、桜子 さくらこ 様 さま というお方 かた はいらっしゃいます。 」 23B 確か たしか 「それで、鬼丸 おにまる という鬼 おに をお供 おとも に連(つ)れておりました。 」 「何 なに ・・・?鬼 おに をお供 おとも に・・・。 」 「はい。 」 「すると、薫子 かおるこ 様 さま を殺(ころ)したのは?」 「はい、どうやらその鬼 おに ではないようです。 」 「それは、確か たしか ですか。 」 「はい、桜子 さくらこ 様 さま と薫子 かおるこ 様 さま が幼(おさな)いときから、お供 おとも をしていたようです。 」 「そうでしたか。 引き続き ひきつづき 調査 ちょうさ をして下(くだ)さい。 」 業平 なりひら は、行平 ゆきひら に報告 ほうこく が終わる おわる と自分 じぶん の部屋 へや に引き上げ ひきあげ ました。 24 亡霊 ぼうれい 雪乃 ゆきの は、姉 あね の綾乃 あやの の部屋 へや に行(い)きました。 「朱色 しゅいろ の橋 はし の辺(あた)りに出(で)る亡霊 ぼうれい にお会い あい してきました。 」 「まあ、恐(こわ)い話 はなし ね。 それで、どうでしたか。 」 「はい、薫子 かおるこ 様 さま の妹 いもうと 君 ぎみ で、桜子 さくらこ 様 さま とおっしゃるお方 おかた でした。 」 「まあ、亡霊 ぼうれい ではなかったのですね。 」 「いいえ、薫子 かおるこ 様 さま の亡霊 ぼうれい も出(で)るそうです。 それで、お祈(いの)りをしようと、桜子 さくらこ 様 さま が夜 よる に朱色 しゅいろ の橋 はし へお参り おまいり していらっしゃるようです。 」 「そうでしたか。 」 「桜子 さくらこ 様 さま とおっしゃるお方 おかた が、とても美(うつく)しいお方 おかた で驚(おどろ)きました。 」 24B 美貌 びぼう 「姉 あね の薫子 かおるこ 様 さま は都(みやこ)でも評判 ひょうばん の美貌 びぼう の持(も)ち主(ぬし)でした。 それで、業平 なりひら 様 さま とうわさになったこともありましたのよ。 」 「業平 なりひら 様 さま と?」 「昔 むかし の話 はなし ですよ。 」 「そうですか。 」 雪乃 ゆきの は少(すこ)し胸騒ぎ むなさわぎ を覚え おぼえ ました。 「妹 いもうと 君 ぎみ なら負け まけ ないくらいの美(うつく)しさでしょうね。 」 「ええ、とても心配 しんぱい ですわ。 」 「でも、外出 がいしゅつ 禁止 きんし になってしまいましたね。 」 25 先程 さきほど 「あら?お姉様(ねえさま)よくご存(ぞん)じですね。 」 「はい、先程 さきほど 、行平(ゆきひら)様 さま の大きな おおきな 声 こえ がしましたもの。 」 「桜子 さくらこ 様 さま があまりにも美(うつく)しくて、雪乃 ゆきの は、業平 なりひら 様 さま のことが心配 しんぱい です。 」 「仕方 しかた がない子 こ ね・・・。 もうお休(やす)みなさい。 」 「はい、お姉 ねえ さま。 」 雪乃 ゆきの は奥 おく の部屋 へや へ行っ いっ て休(やす)むことにしました。 業平 なりひら は、屋敷 やしき を抜け出し ぬけだし ました。 都大路 みやこおおじ は桜 さくら の花 はな が咲い さい ています。 少(すこ)し丸く まるく なった月 つき が都(みやこ)の道 みち を照らし てらし ていました。 桜 さくら は暗闇 くらやみ に白(しろ)く浮かん うかん でいます。 風 かぜ が少(すこ)し吹く ふく と、少(すこ)し揺れ ゆれ ます。 道 みち の両側 りょうがわ に咲い さい ている桜 さくら 並木 なみき がとても美(うつく)しい風情 ふぜい です。 業平 なりひら が行っ おこなっ た先 さき は桜子(さくらこ)の屋敷 やしき でした。 業平 なりひら は、屋敷 やしき の奥 おく の間 ま へ直接 ちょくせつ 垣根 かきね を乗り越え のりこえ て入り はいり ました。 25B 香(かお)り 「桜子 さくらこ 様 さま 、中 なか にいらっしゃいますか。 」 「聞き覚え ききおぼえ のあるお声 こえ のようですが、どちらさまですか。 」 「先日 せんじつ 、朱色 しゅいろ の橋 はし でお会い あい いたしました業平 なりひら でございます。 」 「業平 なりひら 様 さま ・・・。 どうぞ中 なか へお入り はいり 下(くだ)さい。 」 「はい、それでは失礼 しつれい いたします。 」 業平 なりひら が部屋 へや に入る はいる と、いい香(かお)りがしてきました。 お香 こう が焚い たい てあるようです。 「業平 なりひら 様 さま 、このようなむさくるしいところへ、ようこそおいで下(くだ)さいました。 」 「実は じつは 、先日 せんじつ のことで、もう少し もうすこし お話 おはなし をお伺い うかがい したくて。 」 26 恨み うらみ 「はい、どのようなことでございましょう。 」 「ええ、薫子 かおるこ 様 さま は、人 ひと から恨ま うらま れるようなことがございましたのでしょうか。 」 「はい、姉 あね は都(みやこ)でも有名 ゆうめい な美貌 びぼう ともてはやされておりました。 それゆえ、姉 あね のことを快く こころよく 思(おも)わない人達 ひとたち がいたことは確か たしか です。 」 「それでは、恨み うらみ によって殺さ ころさ れたということもありうるわけですね。 」 「はい、そのようなことも考(かんが)えられると思(おも)います。 」 「それでは、薫子 かおるこ 様 さま にいちばん恨み うらみ を抱い だい ているとしたら、それはだれでしょうか。 」 「それは、・・・。 」 桜子(さくらこ)は、言(い)いかけて一瞬 いっしゅん 躊躇 ちゅうちょ しました。 26B 事情 じじょう 「言(い)いにくい事情 じじょう がおありなのですか・・・。 」 「はい、実は じつは 、珠子 たまこ 様 さま がいちばんお恨み うらみ なのではと思(おも)います。 」 業平 なりひら は、ひどく驚(おどろ)いた。 「業平 なりひら 様 さま は、一度 いちど 珠子 たまこ 様 さま と浮き名 うきな を流さ ながさ れたことがございましたでしょう。 」 「ええ、そのようなこともございましたが・・・。 」 「その後(ご)、姉 あね の薫子 かおるこ 様 さま とよい仲 なか におなりになりました。 」 「確か たしか に、それはそうです。 」 「珠子 たまこ 様 さま は、薫子 かおるこ 様 さま のせいで、業平 なりひら 様 さま が心変わり こころがわり をなされたとお思(おも)いなのです。 」 「え?そのようなことはございません。 」 27 身分 みぶん 「はい、私 わたし はわかっております。 」 「私 わたし のような駆け出し かけだし の者 もの と、今 いま をときめく珠子 たまこ 様 さま とでは、身分 みぶん が違い ちがい すぎます。 」 「ええ。 」 「珠子 たまこ 様 さま によくしていただくのはうれしいのですが、所詮 しょせん はかなわぬ恋 こい です。 いつか破れ やぶれ てしまうものならば、傷 きず が深(ふか)くならないうちにお別れ わかれ したほうがよいと思っ おもっ たのです。 」 「きっと、そうだと思っ おもっ ていました。 」 「なぜですか。 」 「姉 あね の薫子 かおるこ 様 さま が、申し もうし ておりました。 業平 なりひら 様 さま の中 なか には、まだ忘れ わすれ られないお人 ひと がいらっしゃるようだと。 それは、珠子 たまこ 様 さま ではないのかと。 」 27B1 必死 ひっし 「いいえ、何 なに かを必死 ひっし で忘れよ わすれよ うとなさっているご様子 ようす だと、申し もうし ておりました。 」 「そうでしたか。 そう見(み)えたかもしれません。 」 業平 なりひら は、昔 むかし を振り返っ ふりかえっ てみました。 「確か たしか に、珠子 たまこ 様 さま に憧れ あこがれ たことがありました。 しかし、珠子 たまこ 様 さま はご身分 みぶん が高く たかく 、自分 じぶん には手 て の届か とどか ない存在 そんざい だと思っ おもっ たのです。 珠子 たまこ 様 さま のお兄 にい 様 さま にも、珠子 たまこ 様 さま に会う あう ことをとめられたのです。 そのときはどれほど嘆き なげき 悲しん かなしん だことか。 しかし、それを忘れよ わすれよ うとして、薫子 かおるこ 様 さま と時 とき を過ごし すごし たわけではありません。 私 わたし は、薫子 かおるこ 様 さま のすばらしいお人柄 ひとがら や歌 うた の才能 さいのう に心 こころ 惹(ひ)かれたのです。 」 「そうですか。 姉 あね は珠子 たまこ 様 さま の代役 だいやく ではなかったわけですね。 」 27B2 何 なに も 「はい、決して けっして そのようなことではございません。 」 「しかし、珠子 たまこ 様 さま のほうは、薫子 かおるこ 様 さま に業平 なりひら 様 さま を取ら とら れたとお思(おも)いのようでした。 」 「そんなことは、ないのですが・・・。 」 「珠子 たまこ 様 さま は何 なに もご存(ぞん)じないのです。 珠子 たまこ 様 さま の兄上様 あにうえさま が、業平 なりひら 様 さま に対して にたいして 屋敷 やしき に通う かよう ことを禁じ きんじ たことも・・・。 珠子 たまこ 様 さま は、業平 なりひら 様 さま が突然 とつぜん 来 こ なくなったので、なぜだろうかと思っ おもっ ていらっしゃに違い ちがい ありません。 その後(ご)すぐに、薫子 かおるこ 様 さま との浮き名 うきな が流(なが)れました。 それで、勘違い かんちがい なさったのではないでしょうか。 」 「しかし、珠子 たまこ 様 さま はそのようなことで人 ひと を殺め あやめ たりするようなお方 おかた ではございません。 」 27B3 純真 じゅんしん 「はい、私 わたし もよく存 ぞん じております。 珠子 たまこ 様 さま は純真 じゅんしん 無垢 むく な子ども こども ようなお方 おかた です。 きっと、何 なに もご存(ぞん)じないのでしょう。 しかし、珠子 たまこ 様 さま をかわいく思う おもう 周り まわり が、珠子 たまこ 様 さま の気持ち きもち を感(かん)じて、行動 こうどう に移る うつる ことがあるかもしれません。 」 「そんなことがあるのですか?」 「はい、闇 やみ の部隊 ぶたい のようなものがあるといううわさです。 誘拐 ゆうかい や毒殺 どくさつ など裏 うら の仕事 しごと を一 いっ 手 て に引き受け ひきうけ ている人達 ひとたち です。 大きな おおきな 一族 いちぞく が繁栄 はんえい するためには、そう言(い)った人達 ひとたち が必要 ひつよう だと言(い)われています。 その部隊 ぶたい が、影 かげ で敵 てき を葬っ ほうむっ て行(い)くと言(い)うのです。 」 「しかし、薫子 かおるこ 様 さま のことは、一族 いちぞく の存亡 そんぼう にはかかわりがないのではないでしょうか。 」 「それはわかりません。 ただの個人 こじん 的 てき な恨み うらみ かもしれません。 」 「そうでしたか。 突然 とつぜん お邪魔 じゃま をいたしました。 これで失礼 しつれい いたします。 」 「業平 なりひら 様 さま 、またいらして下(くだ)さい。 お待(ま)ちしております。 」 28 禁止 きんし 業平 なりひら は、桜子 さくらこ 様 さま の屋敷 やしき を去っ さっ て、自分(じぶん)の屋敷 やしき に帰(かえ)りました。 雪乃 ゆきの は、外出 がいしゅつ 禁止 きんし になったので屋敷 やしき でおとなしくしていました。 玄関 げんかん のほうでなにやら物音 ものおと がします。 今日 きょう 、惟忠(これただ)は所用 しょよう で外出 がいしゅつ しており、留守 るす でした。 雪乃 ゆきの が、玄関 げんかん まで行っ いっ てみると客 きゃく が来 き ていました。 「業平 なりひら 殿 どの はいらっしゃいますか?」 「いいえ、業平 なりひら 様 さま はお出(で)かけになっております。 」 「どちらへお出(で)かけなのでしょうか?」 「すみません。 いつも突然 とつぜん どこかへお出(で)かけになるお方 おかた で、私 わたし も存じ ぞんじ ておりません。 」 「ははは、それは、業平 なりひら 殿 どの らしいやんちゃぶりですね。 」 「業平 なりひら 様 さま をよくご存(ぞん)じなのですか。 」 28B 失礼 しつれい 「はい、いつも一緒 いっしょ に遊ん あそん でいます。 」 「失礼 しつれい ですが、どちら様 さま でしょうか。 」 「これは申し送れ もうしおくれ ました。 敏行 としゆき と申し もうし ます。 」 「敏行 としゆき 様 さま ・・・。 おうわさはよく伺っ うかがっ ております。 」 「どうせろくなうわさではないでしょう。 」 「いいえ、そんなことはございませんわ。 」 「そのうちお帰(かえ)りになると思(おも)いますので、上がっ あがっ てお待(ま)ち下(くだ)さい。 」 「そうですか。 それでは失礼 しつれい いたします。 」 29 客間 きゃくま 雪乃 ゆきの は、敏行 としゆき を客間 きゃくま に案内 あんない した。 「敏行 としゆき 様 さま は、業平 なりひら 様 さま のことをよくご存(ぞん)じなのですか。 」 「はい、いつも一緒 いっしょ にいることが多い おおい ので。 」 「業平 なりひら 様 さま は、どんなお方 おかた なのですか。 」 「それは、私 わたし よりも身近 みぢか にいる雪乃 ゆきの 殿 どの のほうがご存(ぞん)じなのでは。 」 「いいえ、わからないことが多 おお すぎます。 」 「そうですか。 例えば たとえば どんなことですか。 」 「はい、例えば たとえば 業平 なりひら 様 さま が思(おも)いを寄せ よせ ていらっしゃるお方 おかた はどなたですか。 」 29B 無駄 むだ 「それは、この敏行 としゆき にもわかりませぬ。 」 「そうですか。 」 「業平 なりひら 殿 どの のことがお好(す)きなのですか。 」 「いいえ、私 わたし などは身分 みぶん が違い ちがい すぎて、思(おも)いを寄せ よせ ても無駄 むだ でございます。 」 「そうですか。 それはおつらいですね。 」 「いいえ、敏行 としゆき 様 さま は優しい やさしい お方 おかた ですね。 」 雪乃 ゆきの は、敏行 としゆき のことも素敵 すてき な男性 だんせい だと思(おも)いました。 「いいえ、そんなことはありませんよ。 」 「最近 さいきん は、桜子 さくらこ 様 さま に熱 ねつ をあげていらっしゃるご様子 ようす です。 」 30 似 に て 「桜子 さくらこ 様 さま ・・・。 もしかして薫子 かおるこ 様 さま の妹 いもうと 君 ぎみ のですか。 」 「はい、そうです。 」 「そうですか。 桜子 さくらこ 様 さま は薫子 かおるこ 様 さま によく似 に ていらっしゃるから。 」 「薫子 かおるこ 様 さま とはそんなにお美(うつく)しい方 ほう だったのですか。 」 「それはもう、人 ひと もうらやむほどの美貌 びぼう で、男性 だんせい の憧れ あこがれ の的 まと でした。 業平 なりひら 殿 どの も随分 ずいぶん 熱 ねつ をあげたと思(おも)います。 」 「そうでしたか・・・。 」 「寂し さびし そうですね。 」 「その半分 はんぶん でもいいので、私 わたし のことを思っ おもっ てほしいものです。 」 30B 冗談 じょうだん 「私 わたし ではいかがですか。 」 「まあ、敏行 としゆき 様 さま 、ご冗談 じょうだん ばかり・・・。 」 「まるっきり冗談 じょうだん でもないのですが、・・・。 」 敏行 としゆき は、そう答(こた)えました。 「でも、私 わたし 、桜子 さくらこ 様 さま のことも好(す)きです。 」 雪乃 ゆきの はそう言(い)いました。 「桜子 さくらこ 様 さま はお人柄 ひとがら もよいお方 おかた ですから・・・。 」 敏行 としゆき はそう言(い)いました。 「業平 なりひら 様 さま と桜子 さくらこ 様 さま だったら、お似合い おにあい だし、仕方 しかた がないかなと雪乃 ゆきの も思(おも)います。 」 31 玄関 げんかん 「本当 ほんとう ですか。 」 「ええ、でも寂しい さびしい ですね。 」 雪乃 ゆきの は本当に ほんとうに 寂し さびし そうにそう言(い)いました。 そのとき玄関 げんかん で物音 ものおと がしました。 どうやらだれか帰(かえ)ってきたようです。 雪乃 ゆきの が走る はしる ようにして玄関 げんかん に出 で てみると、それは業平 なりひら でした。 「業平 なりひら 様 さま ・・・。 」 「ああ、雪乃 ゆきの 、遅(おそ)くなってしまったね。 」 「敏行 としゆき 様 さま が客間 きゃくま でお待(ま)ちでございます。 」 「敏行 としゆき 殿 どの が・・・?ちょうどいい。 お尋ね おたずね したいことがありました。 」 31B 邪魔 じゃま そう言(い)うと、業平 なりひら は客間 きゃくま に急ぎ いそぎ ました。 「お邪魔 じゃま していますよ、業平 なりひら 殿 どの。 」 「敏行 としゆき 殿 どの 、ようこそいらっしゃいました。 お尋ね おたずね したいことがあります。 」 「そうですか。 私 わたし もお話 おはなし したことがあって参っ まいっ たのです。 」 「それでは、敏行 としゆき 殿 どの からどうぞおっしゃって下(くだ)さい。 」 「いや、業平 なりひら 殿 どの からどうぞ・・・。 」 「譲り ゆずり あっていても何 なに ですから、お尋ね おたずね いたします。 」 「ええ。 」 32 問題(もんだい) 「闇 やみ の部隊 ぶたい と言(い)うのをご存(ぞん)じですか。 」 「あまり詳しく くわしく は存じ ぞんじ ませんが・・・。 」 「薫子 かおるこ 様 さま 殺害 さつがい のことと関係 かんけい があると思(おも)いますか?」 敏行 としゆき は、しばらく考(かんが)えました。 「あまり、個人 こじん 的 てき な恨み うらみ 等 とう で動く うごく とは思え おもえ ませんが、可能 かのう 性 せい としては、考(かんが)えられることだと思(おも)います。 」 「個人 こじん 的 てき な恨み うらみ だと思(おも)いますか。 」 「それは、わかりません。 政治 せいじ 的 てき な問題 もんだい もあるかもしれません。 」 「政治 せいじ 的 てき な問題 もんだい があるのですか。 」 32B 予定 よてい 「ええ、薫子 かおるこ 様 さま は天子 てんし 様 さま の元 もと へ入内 じゅだい なさる予定 よてい だったのです。 」 「天子 てんし 様 さま の元 もと へですか。 」 「ええ、そして珠子 たまこ 様 さま も天子 てんし 様 さま の元 もと へ入内 じゅだい なさる予定 よてい でした。 」 「珠子 たまこ 様 さま も・・・。 」 「ええ、両家 りょうけ は天子 てんし 様 さま のお妃 きさき の座 ざ を狙う ねらう 者 もの 同士 どうし だったわけです。 」 「あからさまに薫子 かおるこ 様 さま を狙う ねらう などということがありえますか。 」 「いいえ、それでは両家 りょうけ の間 あいだ で激しい はげしい 争(あらそ)いが起き おき ます。 」 「それではなぜ?」 「両家 りょうけ に争(あらそ)いが起き おき なかったのは、珠子 たまこ 様 さま の家 いえ が圧倒的 あっとうてき に強(つよ)いからです。 」 33 弱い よわい 「そうなのですか。 」 「はい、財力 ざいりょく 、軍事 ぐんじ 力 りょく 、権力 けんりょく 等 とう どれをとっても問題 もんだい になりません。 」 「問題 もんだい にならないくらい弱い よわい 貴族 きぞく なのにどうして狙わ ねらわ れるのですか?」 「それは薫子 かおるこ 様 さま のあまりに美(うつく)しい美貌 びぼう です。 」 「美貌 びぼう ですか・・・。 」 「ええ、後ろ うしろ 盾 たて が弱い よわい からといって、あの美貌 びぼう です。 天子 てんし 様 さま が夢中 むちゅう になってしまわれる可能 かのう 性 せい が十分 じゅうぶん にあります。 」 「なるほど、それで、闇 やみ の部隊 ぶたい が動く うごく ということは、相当 そうとう 重要 じゅうよう な問題 もんだい ということになりますか。 」 「ええ、闇 やみ の部隊 ぶたい が動かせる うごかせる のは、それ相当 そうとう の人物 じんぶつ です。 一族 いちぞく の中心 ちゅうしん 人物 じんぶつ かそれに近い ちかい 人物 じんぶつ でしょう。 」 33B 満月 まんげつ 「やはり、そう考(かんが)えますか。 」 「ええ、そうでしょうね。 」 「薫子 かおるこ 様 さま の亡霊 ぼうれい は、以前 いぜん 満月 まんげつ の夜 よる に現(あらわ)れたそうです。 」 「満月 まんげつ の夜 よる ですか。 」 「また、現れる あらわれる でしょうか。 」 「満月 まんげつ には不思議 ふしぎ な力 ちから があると言(い)います。 また、現れる あらわれる かもしれません。 」 「そうですか。 何 なに か聞ける きける でしょうか。 」 34 霊 れい 「それはどうかわかりませんね。 」 霊 れい が現(あらわ)れても、話 はなし ができるかどうかはわからないと、業平 なりひら は思(おも)いました。 業平 なりひら は、敏行 としゆき から話 はなし を聞(き)いて、自分 じぶん の考(かんが)えを確認 かくにん できたようでした。 「私 わたし の話 はなし はそれだけです。 次 つぎ は敏行 としゆき 殿 どの のお話 おはなし を伺い うかがい ましょう。 」 「そうですか。 桜子 さくらこ 様 さま のところに通っ かよっ ているといううわさを聞(き)きましたが・・・。 」 「はい、薫子 かおるこ 様 さま の事件 じけん について話 はなし を伺っ うかがっ ております。 」 「そうでしたか。 」 敏行 としゆき は、しばらく考え事 かんがえごと をしている様子 ようす でした。 「実は じつは 、珠子 たまこ 様 さま が誘拐 ゆうかい されるといううわさがあるようです。 」 34B 闇 やみ 「それは確か たしか ですか。 」 「わかりません。 情報 じょうほう 源 げん は闇 やみ の部隊 ぶたい の情報 じょうほう 部門 ぶもん です。 」 「闇 やみ の部隊 ぶたい の?」 「ええ、ちらりと漏れ聞き もれきき ました・・・。 」 「それで、だれが誘拐 ゆうかい を企て くわだて ているのですか?」 「鬼 おに だといううわさです。 」 「鬼 おに ですか・・・。 」 「確か たしか 桜子 さくらこ 様 さま のお供 おとも の者 もの に一際 ひときわ 腕 うで の立(た)つ鬼 おに がいると聞(き)きました。 」 35 一度 いちど 「鬼丸 おにまる 殿 どの のことですね。 」 「ご存(ぞん)じでしたか。 」 「ええ、一度 いちど 刀 かたな を交わし かわし たことがあります。 」 「刀 かたな を?さすが業平 なりひら 殿 どの ですね。 それで腕 うで はいかほどでした。 」 「あれは相当 そうとう の手 て だれです。 普通 ふつう の人間 にんげん ならば、何 なん 人 にん いてもあっという間に あっというまに やられてしまうでしょう。 」 「やはりそうですか。 闇 やみ の部隊 ぶたい が警戒 けいかい を強め つよめ ているようです。 」 「そうでしたか。 」 敏行 としゆき は、また考え事 かんがえごと をしているようでした。 「しかし、これは罠 わな かもしれません。 」 35B 罠 わな 「罠 わな ですか?」 「ええ、嘘 うそ の情報 じょうほう を流し ながし て、罪 つみ を着せる きせる 計画 けいかく かもしれません。 」 「だれにですか?」 「珠子 たまこ 様 さま を恨ん うらん でいると思(おも)われる危険 きけん 人物 じんぶつ と言(い)えば・・・。 」 「桜子 さくらこ 様 さま と鬼丸 おにまる 殿 どの ですか。 」 「薫子 かおるこ 様 さま 亡き なき あと、入内 じゅだい なさるのは桜子 さくらこ 様 さま だといううわさです。 」 「そうなのですか。 」 業平 なりひら は、その話 はなし を聞(き)いて寂しく さびしく 思(おも)いました。 36 葬る ほうむる 「無実 むじつ の罪 つみ を着せ きせ て闇 やみ に葬る ほうむる ことができます。 」 「なるほど。 さすが闇 やみ の部隊 ぶたい のやり方 やりかた ですね。 」 「何 なに か他 た にも罠 わな があるかもしれません。 慎重 しんちょう に行動 こうどう したほうがよいでしょう。 」 「ありがとうございます、敏行 としゆき 殿 どの。 」 「それを伝え つたえ に来 き ただけです。 桜子 さくらこ 様 さま を大切 たいせつ に。 」 「はい、敏行 としゆき 殿 どの もお気 おき をつけて・・・。 」 「それではおいとまいたします。 」 そう言(い)うと、敏行 としゆき は屋敷 やしき を去っ さっ て行(い)きました。 36B 都大路 みやこおおじ 業平 なりひら は桜子(さくらこ)の屋敷 やしき に向かい むかい ました。 月 つき の美(うつく)しい夜 よる でした。 月 つき はもうかなり丸く まるく なっていました。 都大路 みやこおおじ には満開 まんかい の桜 さくら の花 はな が美(うつく)しく咲い さい ています。 桜子(さくらこ)の屋敷 やしき は多(おお)くの桜 さくら の木 き に囲(かこ)まれていました。 「桜子 さくらこ 様 さま ・・・。 」 「まあ、そのお声 こえ は業平 なりひら 様 さま ・・・。 」 「お話 おはなし があって参り まいり ました。 」 「何 なに でございましょう。 どうぞおあがり下(くだ)さい。 」 「はい、失礼 しつれい いたします。 」 業平 なりひら が部屋 へや に入る はいる と、いい香(かお)りが漂(ただよ)ってきました。 お香 こう が焚い たい てあるようです。 37 誘拐 ゆうかい 「何 なに かありましたでしょうか。 」 「はい、実は じつは 珠子 たまこ 様 さま 誘拐 ゆうかい のうわさがあります。 」 「珠子 たまこ さまの?」 「はい、情報 じょうほう 源 げん は闇 やみ の部隊 ぶたい だそうです。 」 「闇 やみ の部隊 ぶたい が?」 「ええ、敏行 としゆき 殿 どの がそうおっしゃっていました。 」 「敏行 としゆき 様 さま が?」 「ええ、ただし、罠 わな かもしれないともおっしゃっていました。 」 「罠 わな ですか?」 37B 罪 つみ 「ええ、珠子 たまこ 様 さま 誘拐 ゆうかい の罪 つみ を、桜子 さくらこ 様 さま に着せる きせる つもりかもしれないと・・・。 」 「まあ・・・。 」 「桜子 さくらこ 様 さま ・・・、鬼丸 おにまる 殿 どの が珠子 たまこ 様 さま を誘拐 ゆうかい する計画 けいかく があるのですか?」 「いいえ、そのような計画 けいかく はありません。 」 「そうですか。 」 「薫子 かおるこ 様 さま はもう亡くなっ なくなっ ております。 今更 いまさら 珠子 たまこ 様 さま を誘拐 ゆうかい してみても仕方 しかた がありません。 」 「そうですか・・・。 」 「ええ。 」 「罠 わな かもしれないので、しばらく出歩か であるか ないほうがいいかもしれません。 」 38 満開 まんかい 「そのようですね。 」 「それでは失礼 しつれい いたします。 」 「まあ、ゆっくりして行っ いっ て下(くだ)さい。 」 桜子(さくらこ)は屋敷 やしき の戸 と を開け あけ ました。 そこから庭 にわ の桜 さくら が見(み)えました。 桜 さくら の花 はな はもう満開 まんかい でした。 明るい あかるい 月 つき に照らさ てらさ れて、桜 さくら の花 はな は、しっとりと濡(ぬ)れていました。 「桜 さくら の花 はな が満開 まんかい ですね。 この屋敷 やしき の桜 さくら はいかがですか?」 「ええ、とても美(うつく)しいですね。 」 「私 わたし の姉 あね の薫子 かおるこ 様 さま は桜 さくら の花 はな が好(す)きでした。 」 「はい、存じ ぞんじ ております。 」 38B 庭 にわ 「今年 ことし も屋敷 やしき の庭 にわ に薫子 かおるこ 様 さま の好(す)きな桜 さくら が咲(さ)きました。 」 「桜子 さくらこ 様 さま も桜 さくら の花 はな がお好(す)きなのですか。 」 「ええ、もちろん。 名 な を桜子(さくらこ)と申す もうす くらいです。 」 「桜子 さくらこ 様 さま は、桜 さくら の花 はな のような美(うつく)しさですね。 」 「まあ、お上手 じょうず なこと。 さすがは業平 なりひら 様 さま ですね。 」 そう言(い)う桜子(さくらこ)の頬 ほお は、桜 さくら の花 はな のように美(うつく)しく上気 じょうき しました。 「薫子 かおるこ 様 さま がお亡くなり なくなり になって、お寂しく さびしく はありませんか。 」 業平 なりひら は、桜子(さくらこ)の近(ちか)くに寄(よ)ってそう言(い)った。 「ええ、とても寂しく さびしく 感(かん)じます。 」 39 瞳 ひとみ そう言(い)う桜子(さくらこ)の瞳 ひとみ から、涙 なみだ があふれてきました。 桜子(さくらこ)は袖 そで で涙 なみだ をぬぐいました。 桜子(さくらこ)の袖 そで からは、いい香(かお)りが漂(ただよ)ってきます。 「袖 そで から、いい香(かお)りがします。 」 「ええ、お香 こう が入(い)れてあるのです。 」 業平 なりひら は、桜子(さくらこ)の近(ちか)くに寄(よ)ってみました。 「桜 さくら の花 はな は香(かお)りがしませんが、桜子 さくらこ 様 さま からはよい香(かお)りがします。 」 桜子(さくらこ)の頬 ほお は、ますます桜 さくら 色(いろ)に美(うつく)しく輝(かがや)きました。 「業平 なりひら 様 さま ・・・、今夜 こんや はお帰(かえ)りにならないで下(くだ)さい・・・。 」 「え?」 39B 怯え おびえ 「何 なに かに狙わ ねらわ れているようで、とても恐(こわ)いのです。 」 桜子 さくらこ 様 さま は、何 なに かに怯え おびえ ているように見(み)えました。 「鬼丸 おにまる 殿 どの がいるではありませんか。 」 「いいえ、業平 なりひら 様 さま にお近(ちか)くにいてほしいのです。 」 「私 わたし でよろしいのですか・・・。 」 「ええ、ぜひ業平 なりひら 様 さま に・・・。 」 桜子(さくらこ)の瞳 ひとみ は濡(ぬ)れているように見(み)えました。 業平 なりひら は、しばらく考(かんが)えました。 その夜 よる 、業平 なりひら は、桜子(さくらこ)の屋敷 やしき にとどまることにしました。 天 てん の月 つき は丸く まるく 満月 まんげつ に近(ちか)くなっていました。 庭 にわ の桜 さくら の木 き は月 つき の光 ひかり にしっとりと濡(ぬ)れていました。 満開 まんかい の桜 さくら の花 はな が、夜 よる の風 かぜ にざわざわと揺れ ゆれ ました。 40 光 ひかり 満月 まんげつ の夜 よる が来 き ました。 都(みやこ)の空 そら には一際 ひときわ 大きな おおきな 丸い まるい 月 つき が輝(かがや)いていました。 業平 なりひら は、満月 まんげつ の夜 よる に薫子 かおるこ 様 さま の亡霊 ぼうれい が、都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱色 しゅいろ の橋 はし に出(で)るかもしれないと聞(き)いていました。 業平 なりひら は、都大路 みやこおおじ を歩(ある)いて橋 はし に向かい むかい ました。 雪乃 ゆきの も一緒 いっしょ です。 この日 ひ はどうしてもついてくると言(い)って譲り ゆずり ません。 都大路 みやこおおじ の桜 さくら の花 はな はもう散り ちり 始(はじ)めていました。 はらはらと花びら はなびら が、風 かぜ もないのに落ち おち て行(い)きます。 花びら はなびら はいくつもいくつも数え かぞえ られないくらい散っ ちっ ています。 花びら はなびら は、満月 まんげつ の明るい あかるい 光 ひかり に照らさ てらさ れて輝(かがや)きました。 「業平 なりひら 様 さま 、桜 さくら の花 はな がきれいですね。 」 40B 風情 ふぜい 「夜 よる の桜 さくら というのも風情 ふぜい がありますね。 」 「ええ、でも花びら はなびら が散っ ちっ ています。 」 「もう、桜 さくら の季節 きせつ も終わり おわり です。 短い みじかい 間 あいだ でしたね。 」 「寂しい さびしい ものですね。 」 「ええ、そうですね、」 業平 なりひら は、散る ちる 桜 さくら に過ぎ行く すぎゆく 時 とき の寂し さびし さを感(かん)じました。 業平 なりひら が朱色 しゅいろ の橋 はし に近づき ちかづき ました。 朱色 しゅいろ の橋 はし の横 よこ にも、桜 さくら 並木 なみき がありました。 桜 さくら の木 き の花びら はなびら は、はらはらと散っ ちっ ていました。 音 おと もなく、いくつもの花びら はなびら が散っ ちっ ていました。 桜 さくら の木 き の向こう むこう には、大きな おおきな 満月 まんげつ が輝(かがや)いていました。 桜 さくら の木 き は、月 つき の光 ひかり にしっとりと濡(ぬ)れていました。 桜 さくら の花びら はなびら は、明るい あかるい 光 ひかり を受け うけ て輝(かがや)きました。 41 装束 しょうぞく 枝垂れ桜 しだれざくら の下 した に、もう桜子 さくらこ と鬼丸 おにまる は来 き ていました。 二人(ふたり)は桜 さくら の下 した でお祈(いの)りをしていました。 桜子(さくらこ)と鬼丸 おにまる の装束 しょうぞく は満月 まんげつ の光 ひかり にしっとり濡(ぬ)れていました。 「業平 なりひら 様 さま 、いらして下さっ くださっ たのですか。 」 「ええ、満月 まんげつ の夜 よる に薫子 かおるこ 様 さま の亡霊 ぼうれい が出(で)るかもしれないと聞(き)きまして・・・。 」 「そうでしたか・・・。 」 桜子(さくらこ)は、業平 なりひら の瞳 ひとみ をじっと見つめ みつめ ました。 業平 なりひら も、桜子(さくらこ)の瞳 ひとみ を見つめ みつめ ました。 満月 まんげつ の夜 よる 、都大路 みやこおおじ を馬 うま で駆ける かける 者 もの がいました。 馬上 ばじょう で長(なが)い髪 かみ が後ろ うしろ になびきます。 都(みやこ)を流(なが)れる川 かわ に架(か)かる朱色 しゅいろ の橋 はし の近(ちか)くで馬 うま を下り おり ました。 そして、満月 まんげつ に照らさ てらさ れたその顔 かお は、敏行 としゆき でした。 41B 牛車 ぎっしゃ 「敏行 としゆき 殿 どの 、どうしたのですか。 あわてた様子 ようす ですね。 」 「業平 なりひら 殿 どの 、早(はや)く退散 たいさん しましょう。 ここにみんなが集(あつ)まっているのは危険 きけん です。 」 「なぜですか?」 「とにかく急ぎ いそぎ ましょう。 罠 わな にはめられるかもしれません。 」 業平 なりひら には、よく意味 いみ が飲み込め のみこめ ませんでした。 そのとき、豪華 ごうか 絢爛 けんらん な黒 くろ 塗(ぬ)りの牛車 ぎっしゃ がゆっくりと近づい ちかづい てきました。 「あれはなんでしょう?」 業平 なりひら が、敏行 としゆき に尋ね たずね ました。 「あれは、まさか・・・。 」 敏行 としゆき はあわてて牛車 ぎっしゃ に近づき ちかづき 中(なか)を見 み ました。 42 大変 たいへん 「これは大変 たいへん なことになった。 珠子 たまこ 様 さま はきっと何 なに もご存(ぞん)じなくて、眠らさ ねむらさ れているだけなのでしょうが・・・。 」 敏行 としゆき は、そう言(い)いました。 業平 なりひら も走(はし)って近づき ちかづき 中(なか)を見 み ました。 「これは、珠子 たまこ 様 さま ではないでしょうか。 眠っ ねむっ ておられますが・・・。 」 「業平 なりひら 殿 どの 、罠 わな にはめられましたぞ。 早(はや)く逃げ にげ ましょう。 」 敏行 としゆき は、落胆 らくたん してそう言(い)いました。 そのとき、周り まわり に人 ひと の気配 けはい がしました。 「どうやら、すでに囲(かこ)まれているようですね。 」 業平 なりひら は、周り まわり の気配 けはい に気づい きづい てそう言(い)いました。 42B 弓 ゆみ 「ええ、そのようです。 」 敏行 としゆき が答(こた)えました。 「業平 なりひら 殿 どの 、敏行 としゆき 殿 どの 、鬼丸 おにまる 殿 どの 、桜子 さくらこ 殿 どの 、雪乃 ゆきの 殿 どの ですな。 」 馬 うま に乗っ のっ た男 おとこ が姿 すがた を現し あらわし ました。 周り まわり はいつのまにか大勢 たいせい の兵士 へいし で囲(かこ)まれています。 弓 ゆみ を構え かまえ た兵士 へいし が狙い ねらい をつけています。 「そうです。 」 「久しぶり ひさしぶり ですな、業平 なりひら 殿 どの。 私 わたし は一族 いちぞく の次期 じき 当主 とうしゅ 、珠子 たまこ の兄 あに の基泰 もとやす です。 」 「業平 なりひら 殿 どの …。 彼ら かれら が闇 やみ の部隊 ぶたい ですか。 」 「そのようにも呼ば よば れております。 」 基泰 もとやす は、有力 ゆうりょく な一族 いちぞく の者 もの で、しかも次期 じき 当主 とうしゅ でした。 43 証人 しょうにん 「それで、何 なに 用 よう でございますか。 」 「珠子 たまこ を誘拐 ゆうかい した罪 つみ で、そなたたちを朝廷 ちょうてい に訴えよ うったえよ うと思(おも)います。 」 「私 わたし 共 ども は誘拐 ゆうかい などしておりません。 」 「しかし、現に げんに 珠子 たまこ は牛車 ぎっしゃ に乗っ のっ て、そこにおります。 」 「・・・・・・。 」 「これだけの証人 しょうにん がおります。 言い逃れ いいのがれ はできませんぞ。 なあ皆 みな の者 もの。 」 「おう。 」 お供 おとも の者 もの が一斉 いっせい に叫び さけび ました。 「どうやら誘拐 ゆうかい 犯 はん にされてしまったようですね。 」 43B 沙汰 さた 敏行 としゆき が悔し くやし そうにそう言(い)った。 「珠子 たまこ は返し かえし てもらいますぞ。 朝廷 ちょうてい からおって沙汰 さた がありますでしょう。 流罪 るざい か、死罪 しざい か楽しみ たのしみ ですな。 」 朝廷 ちょうてい をも、影 かげ で糸 いと を引い ひい て、操(あやつ)っているのに違い ちがい ありません。 「聞(き)きたいことがあります。 」 業平 なりひら は、そう基泰 もとやす に向かっ むかっ て言(い)いました。 「なんですかな。 」 「薫子 かおるこ 様 さま を殺(ころ)したのも闇 やみ の部隊 ぶたい ですか?」 「それは、なんとも答(こた)えられませんな。 」 基泰 もとやす はそう言(い)って、笑い わらい ました。 44 無念 むねん それを聞(き)いて、鬼丸 おにまる が刀 かたな に手 て をかけました。 「薫子 かおるこ 様 さま を亡き なき 者 もの にされ、桜子 さくらこ 様 さま まで誘拐 ゆうかい 犯 はん にされるとは、無念 むねん この上ない このうえない ことです。 誘拐 ゆうかい 犯 はん の汚名 おめい を着せ きせ られれば、入内 じゅだい はかなわぬことでしょう。 二人(ふたり)は力 ちから の弱い よわい 貴族 きぞく の娘 むすめ とは言(い)え、あまりにも不憫 ふびん です。 」 鬼丸 おにまる はそう言(い)いました。 「鬼丸 おにまる 殿 どの 、ここはこらえて下(くだ)さい。 刀 かたな を抜け ぬけ ば一気に いっきに 弓 ゆみ で撃っ うっ てくるつもりです。 多勢 たぜい に無勢 ぶぜい では、桜子 さくらこ 殿 どの や雪乃 ゆきの 殿 どの を守り まもり きれません。 」 敏行 としゆき がそう言(い)うやいなや、弓矢 ゆみや が一筋 ひとすじ 、闇 やみ の中 なか を走(はし)りました。 弓 ゆみ は、桜子(さくらこ)の胸 むね を貫き つらぬき ました。 少(すこ)しでも逆らう さからう 素振り そぶり を見せれ みせれ ば、それを理由 りゆう に初め はじめ から桜子(さくらこ)を撃つ うつ つもりだったのです。 そうでなければ、闇 やみ の中 なか 、正確 せいかく に桜子(さくらこ)の胸 むね を貫ける つらぬける はずがありません。 44B 地面 じめん 桜子(さくらこ)は、赤い あかい 血 ち を流し ながし て、地面 じめん に倒れ たおれ ました。 天 てん には満月 まんげつ が輝(かがや)いていました。 桜子(さくらこ)の装束 しょうぞく の袖 そで は、満月 まんげつ の光 ひかり にしっとり濡(ぬ)れているように見(み)えました。 はらはらと散り ちり 落(お)ちる桜 さくら の花びら はなびら が、月 つき の光 ひかり に照らさ てらさ れて輝(かがや)きました。 しばらくの間 あいだ 、時 とき がとまったようでした。 「桜子 さくらこ 様 さま !」 倒れ たおれ た桜子 さくらこ に気づい きづい た雪乃 ゆきの が、大声 おおごえ で叫び さけび ました。 「桜子 さくらこ 様 さま ・・・。 」 鬼丸 おにまる が叫び さけび ました。 そして、桜子(さくらこ)のことをじっと見 み ました。 「かくなる上 うえ は、生き いき ていても仕方 しかた のないこと・・・。 」 45 刀 かたな 鬼丸 おにまる は、すらりと刀 かたな を抜き ぬき ました。 闇 やみ の部隊 ぶたい が、一斉 いっせい に弓 ゆみ を鬼丸 おにまる に向け むけ ました。 「待ち まち なさい・・・。 」 業平 なりひら が、鬼丸 おにまる の前 まえ に立ちはだかり たちはだかり ました。 「基泰 もとやす 殿 どの の家 いえ に比べれ くらべれ ば、私 わたし は力 ちから のない貴族 きぞく ですが、撃てる うてる ものならば撃っ うっ てみて下(くだ)さい。 」 闇 やみ の部隊 ぶたい の弓 ゆみ 部隊 ぶたい は一瞬 いっしゅん たじろぎました。 「弓 ゆみ 隊 たい 下がり さがり なさい。 今 いま 、業平 なりひら 殿 どの を撃つ うつ のは無益 むえき です。 目的 もくてき は達し たっし ました。 もう桜子 さくらこ 様 さま の入内 じゅだい はありません。 引き上げ ひきあげ ます。 」 基泰 もとやす がそう言(い)いました。 弓 ゆみ 隊 たい は、珠子 たまこ の牛車 ぎっしゃ を引い ひい て、一斉 いっせい に引き上げ ひきあげ ました。 45B 命 いのち 「業平 なりひら 殿 どの の命 いのち はあずけておきます。 またいつかお会い あい することがあるでしょう。 色好み いろごのみ で有名 ゆうめい な業平 なりひら 様 さま に誘拐 ゆうかい されたとあれば、珠子 たまこ の株 かぶ は上がり あがり ます。 天子 てんし 様 さま もどんなに魅力 みりょく 的 てき な女性 じょせい かとお思(おも)いになられるでしょう。 」 そう言(い)うと、基泰 もとやす は引き上げ ひきあげ て行(い)きました。 雪乃 ゆきの は、桜子(さくらこ)の前 まえ で泣い ない ていました。 鬼丸 おにまる も敏行 としゆき も桜子(さくらこ)を囲ん かこん でいました。 「桜子 さくらこ 様 さま ・・・。 」 雪乃 ゆきの が桜子(さくらこ)に呼(よ)びかけます。 「・・・様 さま ・・・。 」 かすかに、業平 なりひら の名前 なまえ を呼ん よん でいるように聞こえ きこえ ました。 46 季節 きせつ 「桜子 さくらこ 様 さま ・・・。 」 業平 なりひら は、桜子(さくらこ)に呼(よ)びかけました。 「業平 なりひら 様 さま ・・・、桜 さくら の季節 きせつ も終わり おわり ですね・・・。 花 はな が散っ ちっ ています。 」 桜子(さくらこ)が、かすかに言葉 ことば を漏らし もらし ます。 「ええ・・・。 」 「私 わたし 、業平 なりひら 様 さま にお会い あい できて幸せ しあわせ でした。 短い みじかい 間 あいだ でしたが・・・。 」 「桜子 さくらこ 様 さま 、私 わたし も幸せ しあわせ でした。 」 「また春 はる が来 き て、桜 さくら の花 はな が咲い さい たら、私 わたし のことを思い出し おもいだし ていただけますか・・・。 」 46B 涙 なみだ 「ええ、もちろんです。 」 「桜子 さくらこ は幸せ しあわせ です・・・。 」 そう言(い)うと、桜子 さくらこ は静か しずか に目 め を閉じ とじ ました。 満月 まんげつ が、皆 みな の装束 しょうぞく を月 つき の光 ひかり でぬらしていました。 それは、さながら月 つき からこぼれた涙 なみだ のようでした。 はらはらと散る ちる 桜 さくら の花びら はなびら が、月 つき の光 ひかり に照らさ てらさ れて、輝(かがや)いています。 それはさながら、桜 さくら の木 き からこぼれ落ちる こぼれおちる 涙 なみだ のようでした。 鬼丸 おにまる が桜子(さくらこ)の亡骸 なきがら を背負っ せおっ て屋敷 やしき に戻り もどり ました。 桜子(さくらこ)の葬儀 そうぎ はひっそりと行わ おこなわ れました。 一族 いちぞく の者 もの も鬼丸 おにまる も敏行 としゆき も雪乃 ゆきの も泣い ない ていました。 業平 なりひら は何 なん 日 にち も泣き なき 続(つづ)けました。 幾 いく 日 にち か過ぎ すぎ たあと、朝廷 ちょうてい から沙汰 さた がありました。 業平 なりひら と敏行 としゆき は、珠子 たまこ 誘拐 ゆうかい の罪 つみ で、東国 とうごく へ追放 ついほう されるとのことでした。 (了 りょう ) 鬼と桔梗(おにとききょう) 木村達也 タケル 朝廷 ちょうてい 密使 みっし 鬼丸 おにまる 野性 やせい 的 てき な男 おとこ 剣術 けんじゅつ に優れ すぐれ ている 桔梗 ききょう なぞの女性 じょせい 第一 だいいち の皇子 おうじ なぞの死 し をとげた皇子 おうじ 第二 だいに の皇子 おうじ 現在 げんざい の帝 みかど 藤 ふじ 氏 し 当主 とうしゅ 現在 げんざい の帝 みかど の後ろ うしろ 盾 だて 紀野 きの 氏 し 第一 だいいち の皇子 おうじ の後 うしろ 盾 だて 恭麿(やすまろ) 藤 ふじ 氏 し の男 おとこ 百合(ゆり) 恭麿(やすまろ)の妹 いもうと 警護 けいご 隊 たい に所属 しょぞく する朝廷 ちょうてい 密使 みっし タケルの話(はなし)。 もくじ 鬼と桔梗(おにとききょう) 警護 けいご 隊 たい に所属 しょぞく する朝廷 ちょうてい 密使 みっし タケルの話(はなし) 1 鬼 おに 都大路 みやこおおじ に出(で)る鬼 おに 昔々 むかしむかし 、ある帝 みかど が新都 しんと を治め おさめ 始(はじ)めたころのことです。 新都 しんと の人々 ひとびと の間 あいだ にはある恐(おそ)ろしいうわさがながれていました。 深夜 しんや 、都大路 みやこおおじ に鬼 おに が出 で て人 ひと を食う くう というわさです。 ある人 ひと は鬼 おに が歩(ある)いているところを見 み たと言(い)います。 また、ある人 ひと は鬼 おに が人 ひと を食っ くっ ているところを見 み たと言(い)います。 タケルはそのうわさが本当 ほんとう かどうか確かめる たしかめる よう命令 めいれい を受け うけ ました。 タケルは都(みやこ)の治安 ちあん を守る まもる 仕事 しごと をしています。 この国 くに は新しい あたらしい 帝 みかど が立(た)つと都(みやこ)を別 べつ の地 ち にかえることがありました。 新都 しんと はまだ旧都 きゅうと から遷都 せんと されたばかりです。 それで、人々 ひとびと の心 こころ の中 なか には新しい あたらしい 都(みやこ)に対する にたいする 不安 ふあん が少なから すくなから ずあります。 それが鬼 おに のうわさという形 かたち で出 で たのかもしれません。

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スノーマン(ジャニーズ)のメンバー9人の紹介|メンバーカラーや年齢と出身高校から小ネタまで

少年忍者 めんから

ばらきっこ日記 2005年05月30日 月 あああああこうも毎日毎日就活とバイトと学校があると家にかえってきてからが 時間がなくて疲れます・・・・・・ エウレカ録画失敗したから水曜にみよう・・・!!! というわけで、今日は気になるリンクを日記に張り付けまくってみる。 笑 1&2話が今なら無料で見られるから、皆みてください。 マジで!!! ちなみに 氷帝戦日程決定!!!ぜっつっったい行く!!!! 村上+石川って最強コンボすぎ。 超期待!!でもやる時間あるかな・・・!? 個人的にジュジュがやりたいv この大きさなら勘ちゃんボイスだろう。 超深い。 笑 2005年05月29日 日 ありえね〜 やってらんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・ レス返し終わったと思って書き込み押したら・・・ 「日記は原稿用紙20枚分以内で書いてください。 」 そして日記は まっすろなこいびと。 むしろ毎日除いているよね。 絶対覗いてる。 そんでヒノエあたりに今日のパンツの色とか教えてる。 マジで。 笑 アンジェはさ〜〜アレマジでビビルよね。 私遙かのEDは二人でみても平気だけどアンジェは二人でみたくない・・・・・・・・・・・・・特にゼフェル。 だってどもって「こっ恋人どうしの証明・・ししししてやるよ」だよ!!?? バカだよ!!!!!はずかしいよ!!!! TUーKA シーーーーナやってくれ。 マジで。 私、自分であんなに似合わないと思ったのは初めてだわ。 全部聡さんのコメントだったらスルーしてください。 でも狼とかラスエグ、ヒートガイは皆しらないよな・・・ なんでだ。 タクはすごいいいので是非!!!!ぜひ借りてください!! 13話まで一気に見てくださると、もう堕ち決定なんで。 お二人の春勘、とても好きです。 みましたとも。 どうしよう。 ハアハア てか百鬼夜行抄知ってるんですか・・・!?!??!マジでーー!!! あれ超おもろいってか、律がだんだん壊れていくのが好きです。 なにせ、ようかんさつえいかいに みこふく の おとこきゃら でいき、 あまつさえ わしつで ------------------------- をとってもらいました。 たぶんなんにんかは「コイツ頭大丈夫かな」とぜったいおもってたとおもいます。 頭悪いです。 えーーーーほんとどうしような 笑 撮影会めっちゃ楽しかったんですが、この世に出せる写真かどうかは激しく謎です。 ------------------------------------------------追記 そういえば、アフタでハギリさん達とバナナフィッシュの話で盛り上がったんですが、 今日すごいいいロケ場所を見つけてしまいました。 笑 新宿なんですが、スケボーの訓練場みたいなので何かの施設みたいで金網で隔離されていて・・・だいぶよさ毛!!! アッシュも英二もシンもブランカも余裕で普通の人間コス 笑 なんでいい感じだ〜〜〜っ! でも肝心のアッシュがいないんですよね 笑 これだ!!っていう人はいるんですが、読んだ事あるのかな・・・ドキドキ。 また裏だよ! 拍手レスはまた明日。 製作にもどります〜 2005年05月24日 火 ありあけの歌の特典が スペシャルケース&豪華封入特典(飛びだす八葉スライドカード)つき だそうです。 飛びだす八葉スライドカード? これ、なかよしの付録かなんか?笑 なんでしょう。 激しく気になります。 スライドしてとびだすってなんだろう。 びっくり箱みたいにとびでちゃうんか。 もしくは、本当に三次元に飛び出しちゃったりすんのかなハアハアハアハア 弁慶『僕を飛び出させるなんて・・・・・・君はいけない人だ・・・・・・』 敦盛「神子、私を飛び出させてはいけない・・・」 ヒノエ「俺を飛び出させてくれたのかい?嬉しいね、姫君」 ナイフ「飛び出させてくれてサンキューな!」 景時「飛び出させてくれるなんて、嬉しいなぁ〜」 九郎「飛び出させてくれたお礼に・・・ 柿食うか?」 リズ「何故この飛び出させるを選んだ・・・!」 誰もボイス付きだなんていってないのに勝手に想像してみました。 後半に進むにつれてだいぶ無理がみえてきます。 てゆうか、九郎のイメージが柿なんです。 どうしましょう。 うぬーーんとりあえずフード・・・を・・・・・・うーーん 最近遙かプレイしなおして、自分の弁慶に疑問を感じてきたので就活と面接ラッシュがすぎたら もっとやわらかいフードをつくってみたいなぁ、と思ってます。 今の奴、一枚だったら結構やわらかくていける!って思ったんですが、布二枚づけにしたらだいぶ重くて 笑 あとホントアレなんですが、ゲーム画面と左右のひだの数違うんですよね・・・ 何やってんだお前 修羅場にかまけてひだの数左右同じにしてしまってたのを、今までそのまま使ってました。 ヒー でも問題は梵字なんですよ。 今のやつすっごい気にいってるんですが、いかんせん固いのでやわらかさを求めると使えないんですよ〜。 手描きも固くなっちゃうのでボツで。 かといってフエルトだとダサイし・・・うーん・・・ とりあえずどっかの内定一個でもとったら考えます。 おいおい でもその前にえっと、ダイスケと某弁慶・ファイ・エウレカを作らなきゃ。 27日に萌死にます。 どうにかして。 最初画面から弁慶が出てきたかと思いました!! これぞ飛び出すスライド八葉カード。 笑 いやいやいやいやいや!!!めっそうもない!画面から出てきたとか・・・! むしろ画面に入りたいです。 いつもTVにむかって「デジタルゲートオープン!デジタルゲートオープン!!」とか言いながら、頭を画面に打ち付けてます。 ってなんの話だろう。 だいぶいい感じな欝SSになり、時間も朝の5時になっちまいましたので、印刷して、ホッチキスでとめて・・・・・・・・・・・・・ 春勘SSいんさつしてました。 ナチュラルに 名前:世界レイナ ふりがなも振ったあとでした。 ------------------------------------------------- しゅうしょくかつどうめんどくさいです。 てか白龍ハアハアハアハアハアハアはやく二人で身投げしましょう。 いつ身投げしますか。 笑 自分で倉庫みて「こいつ性格悪そっ!!」って言ってました。 え?なんで洋館でタクかって? そりゃあ洋館で頼勘にきまってるじゃないですか。 ハアハア 勘ちゃん監禁ハアハア 頼光なら勘ちゃん監禁専用洋館とかあるからハアハア 毎朝いってきますのキスとか無理矢理するんだ!! ギャーーー 萌 え る つうか勘ちゃんとか頼光の家から出られなくてドアとかガリガリやって爪とか剥ければいい。 それを帰ってきた頼光が「またおイタ?いけないなぁ」とかいいながら舐めればいいよハアハアハアハアハアハア てゆうかぶん毛たんのとこの頼勘でソファの上で犯ってるのがあって、そこから話が洋館撮影会に飛んだんだよね。 や、そんなエロやらないですけど。 あ、もしかしたらエドもやるかもしれないです。 弁慶笑みでいいのかしら。 ということで来週一週間はマジで毎日説明会&選考試験なんでだいぶネットしてないと思います。 早く萌平家あわせあげたいので次は4日の編集しようかな・・ おーい そんでもってあれだ、なつきたんがホランドやってくれるみたいなんで、エウレカ合わせできるーー! あとは日程だーー!!7月も全部埋まってるから・・・8月・・・遠いな・・・。 しかもエウレカ全身エナメルなんですが・・えええ!?!? ファイといい暑いキャラになりそうです。 私通:緋色さんへ。 ロムありがとうございました〜〜〜〜っていうかオマケ最高におもしろかったですーー!!!ギャーーーーなんだあれ!!!爆笑 個人的にはイザークとあと運命のがお気にいりvV 歌よいですね〜なんてやつなのか気になります! WEBレス----------------------------------- >>めきょモコナさん・笑 アーヤ三木なんだよね〜 えっかっぺー!?そんなキャラなの!?てかプレイ済なの!?!? てかロドニーー!! 勘ちゃん可愛かっですvvむしろレイナさんに萌えです!! 158ってよくヒロインの身長にありがちなんですが、158であの体型ありえないですから。 残念!!!って何時も思ってます ちゅうかむしろお前が残念 ええええ萌ですか!?!?笑 勘ちゃん可愛いというかだいぶ黒くてすみません・・本人白いつもりなんですが、皆に駄目だしされます。 笑 何度もありがとう。 笑 ぐるメロね・・・・めもめも。 てか私三個ぐらいタクのためにボイスサイトはいったんだけど 笑 てゆうか 何 そ の 萌 ボ イ ス ! ! ありえねぇえぇえええーーーーーーーー!!!! ちょうほしい。 カガリの下着とか正直どうでもいい。 OPでルナを脱がすべき。 視聴率50%こえるから。 むしろ私とかインパスルやります。 乗ってください。 聞いてないですね。 部屋に家族がいないことを確認したら、音量電源つけて、耳かっぽじってきいてください。 ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア 昨日の帰りに志摩ちゃんから教えてもらったというBLゲームなんですがー どうかんがえたってこれ 一ノ宮センセ!!ハアハア しかも二重人格?の方が 弁 慶 !!! おいしい・・・・・・・・・なんだこのおいしすぎるゲーム!!!!!! 体験版ができるみたいなんでDL中です。 1つの壁に三組しかいなかったです。 ・・・え??白いですよ・・・・・ね?? でもすごく途中でムヒョがでてました。 笑 アフタはワンザで! なんか大学の話で無駄にもりあがりました(笑) えー結構大学内に知り合いのレイヤ〜いるんですね〜! 私いない・・・というか、レイヤってヲタクと違ってレイヤーに見えないから見つかりづらい。 果てしなく。 笑 そんでもって、眞緒に 「 眞緒がやったキャラの 声優誰?」 眞緒「桜井」 「ミホランは?」 ミホラン「石田」 駄目だコイツら。 月曜の授業はノートとってねー。 えっと弥生?が出る回。 でもみつきがでたらしいので、見てみます。 マジで。 パンチラ写真撮らせて下さい。 精進させていただきます。 だいぶぽえまーでイタイことこの上ないんですが。 てか、ほんと死んじゃう。 笑 宮田が弁慶声で喋ってるBLって殆どないんですよ〜〜ぶ〜〜皆某シモ〜ヌばっかで・・・。 ということで。 --------------------------- まーめんどくさい方はスルーしてください。 今まで散々やっといて 笑 クイズもクソもないかな〜、と思ったんですが、 タクの世界は春勘の何たるかと知ってないと「ただのホモ」になっちゃう気がしまして。 まーイタイことやらかしといて何をいうかって感じですが 笑 、本人はわりと真面目にホモな裏ページにしたつもりなんで。 あーもーいたいなーこの人 いやだって春華と勘太郎は 以下略 というわけで、明日は種です。 今日のルナ、やれたらやります。 2005年05月13日 金 でけた! もーほんとコイツ自分で言ってりゃ世話ないですね。 12時間かかってこれか・・・!見ると案外少ない。 計4P+後記です。 後記でタクについて語ってます。 表で語れよな! 笑 さーー次はとしまえんの遙かあわせを・・・ これも枚数あるんだよね〜・・・!!! >< がんばらねば! ふーーそして明日はバイトです。 8時間配布労働とかって、わりと死ねます。 フフ、僕も大好きですよ。 自慢じゃないですが、 「お前は絶対痴漢に会いそうに無い」とかよくわからん事を言われてました。 笑 ファンとか!ギャ!!そんな大層なことじゃないですよ!!!笑 2005年05月12日 木 笑 明日は一日何もないので、たまりまくりまくりしてぃ(ネタが古すぎる)な写真編集がんばりたいとおもいます。 笑 まーとりあえず自己満というかホモ神に撮ってもらったので 笑 使わないともったいなすぎるということでがんばります。 どうでもいいけどsecret worldのところの加工超がんばってみました。 あれ作るのに1時間ぐらいかかってたアホです。 蝶加工してたら止まらなくなった 笑 ところで、今日はじめて痴漢にあいました。 痴漢っていうか微痴漢?てか足フェチ? 電車でボックス席 よく修学旅行とかでやる四人が向かい合う席ね に座っていたら めちゃくちゃすいてるのにおっさんが私の前に座ってきて、初めは「うっわなんだコイツ。 肝いな!」と思っていたんですが、とりあえずMD聞いて外みてたんですよ。 そしたら、なんていうかな、こう私の足を両脇から がしっ と足ではさんで 上下とかにこまか〜〜く揺らすんですよ! え、ええ〜〜〜!!!なんなのこの微妙な痴漢!!! こっちも、いきなりケツ触られたとか胸触られたとかなら、顔面パンチとか股間キックとか色々やってみたい事はあるんですが、とにかくやる事が微妙すぎて、「いっそのことおもっきり痴漢してくれ!!!」と。 まぁとりあえずこのまま上下にしこしこやられても面白くもなんともないので、 はさまれた足をおもむろにフルスピードで開いてやりました。 おっさんは 見事に椅子から落ちてくれました。 よかったね、オチも微妙じゃなくて。 攻めの弁慶とか間違ってるよ。 笑 てか、あれ、超似てますよね!!!笑 あれが天真のモデルだったら笑える。 絶対無い。 でもすごい寝不足なんですよね〜隈とかすごい。 Lとか素でできるかんね! 家では写真編集をしたいので学校でレスとかしてました。 なので、風花昇華〜凛〜ってわりと弁慶ぽい感じに聞こえるので代用して聞きまくりです。 じれっ隊のCDは奇跡以外は弁慶っぽいので活用中。 てかもう遙かなる朱雀の中でっていうゲームがほすぃです。 八葉が全員朱雀なの。 だいぶ興味あると思うよ!ヒノエは彰紋に!! あと、ヒノエのこと容赦なくひっぱたきそうなのは彰紋だよね。 ハアハア 彰紋は東宮って呼ばれたくないのにヒノエはそれをわざと呼んだりしてね! わりと子供なヒノエとかいい。 ってなんで話がホモに飛んでいるのだろう。 笑 とりあえず、今月は15日以降イベント参加できないので 激しく欝 溜まった写真をあげたいと思います。 ああああああ29日とか和室撮影会いきたかったーー!!! >< ヒー勝手に家族旅行計画を立てられて熱海? それすらわかってない に行ってきます。 温泉・・・・えええ! 私まったく温泉とか外国とか観光とか興味がないのでだいぶ暇です。 むしろ観光とかすると「ここロケできんじゃね!?」というだいぶアレな思考しか… でも庭園付きの離れを予約したらしいので、母曰く 「勘太郎もってったら?」 いいんか。 いいんか。 もっていって。 でも、それにはばあちゃんとか叔父さんとか来るんでさすがにそれはマズいんじゃないかなぁ そういう問題か と思ったんですが 母「ばーちゃん喜ぶよ!」 まぁ割と否定できないところが嫌です 笑 こないだも神子の衣装作ってたら「着物のつくりが汚い!」って怒られました。 遅っっっっ!! あの日二人並んで見た夢から覚めそうにない時間帯ですね・・・生でみれる自信がない!! ということで録画します。 のでなかなかハッスルできません。 笑 クロノ・クロスはやりたいんですが、いかんせん何故かあのゲームマイナーみたいで・・・パンピの間では流行ったんですが、レイヤにはうけなかったのかな??しかもキッドならまだしも、マルチェラってスラッシュかセルジュいないとまるで成り立たないですよね 笑 とりあえず、誰か探してます 笑 バナー!!春勘とか、勝手にエマエマの肖像権使いまくりなんですよね 笑 名刺でも勝手に顔を使わせていただいてます。 っていうかチモリは四神で言ったら白虎になれそうだよね。 愛しいね。 その名も 「絶対領域」 スカートとニーソの間の肌の部分のことらしいです。 笑 こたつ猫さんがアツク語ってくれました。 笑 てか来週ルナ子だから絶対領域を計って靴下履きます。 笑 たしか前にもポピィたんとかなつきたんとかにもレクチャーしてもらったけど・・・ とりあえず、買う金がないのと 笑 ふぉとしょっぷさまに最近頼っているので。 でもいいカメラで撮ると綺麗ですよね。 タクの写真とか、まだUPしてませんが立海・氷帝のロケも相当いいカメラとカメコさんに撮っていただいているので超綺麗でした。 和服のどこがいいかについて語り合ってたりとか 脳内勘ちゃんが出演して脱いでたハアハア 筋肉がどーーーのホモがどーのネオロマがどーの!!! 話題入り乱れでした 笑 ごちそうさまです! そんでもった、明日発表・・・・・・・・・・・・・・・・え・・・・と今からやります。 めんどくさー・・・ >< てか日記十万HITありがとうございます。 とりあえず、えっとあさってが終わったら何かします。 よろしくお願いします。 ってそんな話は聞いてない。 厳島の大鳥居と弁慶。 イメージアルバムのよう。 ほんと。 はよう帰ってこいや。 すみません。 いつも写真拝見してはウハウハ萌えております。 いつか、レイナさんの勘ちゃんと帝月コスを生で拝見したいなと思っております。 これからも素敵写真見せてやってください。 失礼します。 いきててよかった!!!生まれてきてくれてありがとう!! てかきつかたんとなら、私、きっと白くなれる!!!ハアハア だってヒュノエが誘い受けだから何時も弁ヒノに 以下略 そんでもって雅さん、めっちゃ麗しかった・・・・・・・!! 私あんなきゅるんきゅるんしてる人初めてみました・・・!!! ヒーーーーはやく写真編集しよ! そんでもって、前から撮らせて頂きたかった イケメン譲みことさん。 「・・・そっか。 写真は喋らないものね。 」 わりとどういう意味か図りかねます。 その後メッセで「君はもうちょっと動かない方がいい。 」とか言われました。 笑 そんでもって燐子さんからtacticsビデオ貸して貰った!!!! はあはあはあはあはあはあはあはあ 一話とか超楽しみすぎる!!!!!!!!!! ありがとうございます!!!めっちゃガン見します!!!! 4日-------------------------------------------------------- 連合あわせ〜〜〜〜vV アウルはMIAなんです。 ほんと。 てかこの日2ショを頼まれた時に、ふっつーにスティングに抱きついたら 不思議な事に相当喜ばれました。 ホント直したいんですが、すぐテンパって何いってるかよくわからなくなる人なんで反省中・・・! >< てか光量と萌ブレで80%ぐらいブレてました・・・ああああほんとこのカメラいかんよ・・・!! そして時間も押していたので急いでアニマブースへ!! ぎゃーーーーーーーーーーこのデモムーービー最高!!!! ロングVERがテレビで流れてて、ひゅーたんのお買い物してる横でハアハアしてました!! てかドラマCDの第二段めた気になる!!!ダシュリューだもんね!!!! てか、リューたんのグッズつくってください・・・あのゲオ&ミハポスターみたいなダシュリューVERを!ハアハア そうこうしている間にマーボーとちーさんがキターーーーーーーーvVvV 相変わらず 常時絡み合ってました。 ひゅーたんともずっといってたんだけど、すごい新種なんですよ。 だって18禁みたことなんだって。 アリエネーーー!!!!!!!!! あまりにアレなんで「ね、なんか卑猥な言葉言ってみ?」って言ったら 「え・・・・・・・・うんこ?」 駄目だこの人!!!!!!!! ということで、皆でREIは総受けでMだよね。 という事で意見がまとまりました。 痛いのは嫌いです。 私とおそろいにしてくれるのですか?笑 えっと、電話は高校生の初ケータイの時からデジモンのOPのButter-Fiyです。 うらやましすぎます! !笑 ちなみに前拍手でフル夢時代から通いづめと言 また途中送信だ 笑 故障でもしてるのかな、うちの拍手。 2あわせの時は勝イサ撮らせてね!!ハアハア 2005年05月02日 月 わーーーーーーーほんとアレだ明日の支度してたら日記書く頃には明日になる寸前。 今日は眼科〜新バイト面接〜とでずっぱりでした。 ま、そんなこんなで昨日のレポです。 ------------------------------------- というわけでなつきたんとりゅーたんとtactics!! 私、4回目にして初イベントです。 笑 わりとすいていたのでらくらく壁を確保して着替え〜 ・・・・・てたら、 妹が何故か更衣室にいました。 爆笑!!!なんで!?!?!?笑 ま、所詮はヲタク家族と言う事です。 笑 ---------------------------------- そんでもって、なんか初めてコスモードさんに取材を受けたんですが・・・ 写真を撮っていただいて、その後にアンケートを書くんですが、重大問題発生。 Q:小道具製作で 以下略 小道具はむしろ春華 Q:制作費はどれぐらい? ごめんなさいヅラ入れても一万円ぐらいです そして一番困ったのが 決めセリフを教えてください あ り ま せ ん。 しょうがないので、 私は「春華は僕が守るから・・・!」 りゅーたん「勘太郎!!!」 なつきたん「 センセイは僕のものだよ僕が正義だ」 勘太郎と春華の人は、わりと捏造しました。 笑 いやーーー、ほんと、遙かコスの時だったらおもっきし書く事あるんだけどなぁ(笑) --------------- まぁそんなこんなでいろいろありました。 わりと、勘太郎は眼がねでも許されることがわかりました。 いや、たぶんマイナーなんで誰も眼がねかけていないキャラかどうかわからないだけだと思いますが・・・笑 とりあえず、眼のことわりと心配して頂いたようでありがとうございます〜! 写真は撮れるのですが、移動中と声かけられた時が誰だかよくわからないので、わりと名乗ってもらうかおもっきり顔近づけてくれないとわからないので 笑 シクヨロです。 あああそんなことやっている間にもう明日になってしまうあわあわ支度してきます!.

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