セコ バルビタール。 Pentobarbital Sodium Salt 57

薬物代謝(シトクロムP450など)

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実験動物の 不適切な麻酔方法 ジエチル エーテル(エーテル)吸入麻酔 ペントバル ビタールナトリウム単独投与 医薬品以外 (安全性試験がなされていない)の薬剤による麻酔 解説 はじめに 実験動物の 麻酔は種々の目的で施行されるが、その多くは倫理的な動物実験の施行における苦痛軽減を目的としたものである。 しかし、古い文献を参照して、すでに臨床的には使われない麻酔法を実験動物に施行する動物実験はあとをたたない。 実験動物医 学教室では適切な麻酔法のうち一般的な方法に関する情報を提供しているが、さらに最新の研究成果、ならびに不適切な麻酔方法に関する情報を提供することとし た。 ただ不適切とするのは当初は academic joiurnal に paper がでて、注目を浴びると、それが学会のシンポジウムなどで取り上げられ、それを引用した review などがでて教科書が出版されるという段取りとなる。 どの時点で不適切とするかがなかなか難しいものだが、解説の欄、でどの段階での不適切性が考えられるかを説明する。 ジエチル エーテル(エーテル)吸入麻酔 本剤は吸入 麻酔法が発見された時に用いられた歴史的に麻酔学上極めて重要な薬剤である。 多くの吸入麻酔薬の作用機序等は本剤を中心に研究されてきた。 しかし、本 剤は引火性があること気道刺激、それにともなう気道分泌物過剰および喉頭痙攣などの副作用があることが報告された。 欧米の最近の専門教科書では本剤による吸入麻酔は不適切であるとしている()。 これらの短所を克服すべく、ハロセン、 セボフルレン、イソフルレンなどが新たに開発され、臨床的には十分普及している。 またその薬理作用なども十分研究がすすんでいる。 臨床的に使 用されなくなったためもあり、本剤は麻酔薬としては既に市販されていない。 試薬、工業用薬品として販売されているが、それらについては労働安全衛生法、消 防法などにより規制されている。 麻酔に医薬 品以外を用いることは倫理的に許されない。 また麻酔が苦痛の軽減のためであれば、健康被害が知られている化学物質を麻酔の目的に使用することは適切ではない。 ペントバル ビタールナトリウム単独投与 本剤はこれ まで広く麻酔薬、催眠薬として使用されてきた。 とくに実験動物では注射麻酔薬として多くの教科書に記載されたことから、十分な薬理作用を理解せずに記載さ れた用量を投与してきたものと思われる。 実際 1980 年代までの麻酔学、獣医麻酔学の教科書には本剤による全身麻酔についての記載があり、実験動物学の教科書にも多く記載されている )。 しかし、本 剤には鎮痛作用はほとんどなく、その強力な催眠作用により、意識喪失の状態にすることによる外科麻酔が得られるとされてきた。 しかし、意識喪失の状態が得 られる用量は致死量に極めて近く、さらに本剤の呼吸抑制作用のため、外科麻酔が得られる程の投与量では死亡事故が多発することが知られてきた。 とくに近年 は3 Rs の考え方が普及し、できるだけ実験動物使用数を少なくしなければならないという立場から、麻酔死するような麻酔方法は不適切であるとされ た。 とくに近年出版された実験動物麻酔学の教科書( Fish, et al 2008, Flecknell, 2010 )では本 剤の単独投与による全身麻酔は不適切であると明言されている。 また、他の注 射麻酔法も多く開発され、その鎮痛作用、副作用、広い安全域などから本剤より適切な麻酔法が普及している。 したがって、できるだけ苦痛の少ない方法の原則 にしたがって、他のより適切な注射麻酔法を用いるべきであり、本剤の単独投与による外科麻酔は不適切な方法とされるようになった。 なお本剤は 動物の安楽死薬として広く使用されているだけでなく、その薬理作用等からも安楽死薬としての的確性は十分備えているものとして、安楽死薬として推奨されて いる。 医薬品以外 (安全性試験がなされていない)の薬剤による麻酔 医薬品の開発には動物実験は欠かせない。 とりわけ安全性試験には多数の実験動物が使用されてきたことは実験動物のユーザーであるバイオメディカスサイエンティスト の共通の認識である。 またこの事実は動物実験が必要不可欠であることの重要な根拠となっている。 実験動物の苦痛をできるだけ軽減しようとする際にはこの基本に沿って、より安全と証明された医薬品を用いることは当然である。 とくに欧米ではこの考え方が定着し、法律、行政指導、および各種指針に明記されるようになってきた( )。 ここで研究目的で使用する試薬と苦痛軽減などに使用する医薬品を混同してはならない。 参考文献 Flecknell, P. Laboratory Animal Anaesthesia 3 rd Ed. Academic Press 2010 Fish, R. et al Ed. Anesthesia and Analgesia in Laboratory Animals 2 nd Ed. Academic Press 2008 AVMA Guidelines On Euthanesia 2007 URL: 黒澤努 10. 2 麻酔と安楽死 in 現代実験動物学 笠井憲雪 et al Ed. 朝倉書店 pp184-196 2009 ( US ) National Research Council ( NRC ) of the National Academy Guide for the Care and Use of Laboraotory Animals. The National Academy Press Washington D. 2010.

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薬物代謝(シトクロムP450など)

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薬殺刑の注射に使われる薬物は、本来、人を殺すために開発されたわけではなく、医薬品として市場に出ているものです。 多くの製薬会社が、自社製品を死刑に使わせないよう、流通を規制するようになったのですが、アーカンソー州はそれをかいくぐって入手した模様です。 以下、アメリカで致死薬注射に使用されている3種類の薬物がどのように作用するかを説明します。 ミダゾラムは鎮静剤 この薬は一般的に、腸の内視鏡検査の際や、手術前の不安や精神的苦痛を取り除くために、麻酔医によって投与されています。 患者はこれによって意識を失うことはありませんが、眠気を感じ、薬が作用している間のことは何も覚えていません。 手術の際は、麻酔の前にミダゾラムが投与されます。 アーカンソー州の薬殺刑でも、3種類の注射薬のうち、ミダゾラムが最初に注射されます。 しかし投与量は、手術患者が4㎎なのに比べ、はるかに多い500㎎です。 これで囚人をリラックスさせ、意識を低下させる狙いでしょう。 しかし、この薬には、囚人の意識を失わせたり、痛みを緩和したりする作用はないのです。 以前はそうした作用をもつ、チオペンタールやペントバルビタールが用いられていましたが、矯正当局がそれらを入手するのが困難になったため、それに代わるものとしてミダゾラムが使われているのです。 このミダゾラムが原因で、刑に処された人に麻酔が完全に効かないという死刑の失敗事例が何度か起きています。 アリゾナ州は、2014年に執行されたある死刑が2時間近くかかってしまったという事例を受け、二度と注射にミダゾラムを使わないことを決定しました。 しかし他州は使用を続行する意向で、オクラホマ州で起きたミダゾラムによる失敗事例が議論を呼んだ後も、連邦最高裁判所が薬物注射による死刑執行を合憲と判断しています。 臭化ベクロニウムが筋肉を麻痺させる ミダゾラム同様、臭化ベクロニウムも手術で広く使用されている薬物です。 患者が動かないよう、筋肉を弛緩させ、働きを弱める作用があります。 これを大量に投与すると、横隔膜の動きが止まり、呼吸ができなくなります。 手術での投与は8㎎程度であるのに対し、薬殺刑では、それをはるかに上回る100㎎が投与されます。 臭化ベクロニウムが投与される目的は死刑囚の呼吸を止めるためですが、筋弛緩作用があるため、投与された囚人は、動くことも、痛みや苦しみを口に出すこともできません。 つまりこの薬物が効けば、死刑囚が苦しんでいるかどうかがわからないのです。 塩化カリウムが心臓を止める 塩化カリウムの最も一般的な医療用途は、単純なカリウム補給です。 カリウムは、体の機能に欠かせない電解質で、ゲータレードの成分でもあります。 また、ココナッツウォーターが運動の最中や後の水分補給に最適ともてはやされるのも、カリウムが含まれているからです。 カリウムは、微量で神経伝達や筋肉の機能に働くので、大量に投与すれば、体の根本機能を妨げます。 そして最も重要なのは、塩化カリウムが心臓を停止させることです。 医療用の場合、塩化カリウムは、通常、1日最高200mEq(ミリグラム当量)が数回に分けて投与されます。 アーカンソー州の薬殺刑の規定では、240mEqが一度に投与されます。 臭化ベクロニウムが効いていれば、塩化カリウムが投与されるときには、囚人はすでに死亡しているはずです。 しかし、臭化ベクロニウムが効いておらず息があれば、塩化カリウムの投与によって非常な苦痛が生じます。 ある麻酔医は、血管が破れるほど刺激性が強いと証言しています。 医療目的の通常用量でも、患者は、焼けるような感覚を訴えます。 これらの薬物は、人間を殺す薬物として試験や認可が行われたわけではないので、その目的が人道的に果たされる保証はありません。 各州は、死刑執行方法について手直しを繰り返し、薬剤が入手困難となり、何年にもわたって執行が延期されることもあります。 薬殺刑には、ペットの安楽死に使われるペントバルビタールが使われるのが標準でしたが、最近は、矯正当局による入手が阻止され不可能となっています。 製薬会社が自社製品を薬殺刑のために売ろうとしないため、矯正当局は、非正規の調達手段をを行っています。 しかし、メーカーや業者によるこうした流通規制に加え、EUが、拷問の道具として使われる薬剤の輸出を全面禁止しており、死刑も拷問に含まれると定義しているのです。 Beth Skwarecki (/訳:和田美樹) Photo by Shutterstock.

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KEGG DRUG: セコバルビタールナトリウム

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ドーモ、深夜アニメがいっぱいあるので東京で働きたくなりましたが、アテはありません、特論=サンです。 前回書いたように、「第4回 実験動物管理者研修」に行ってきました。 基本的には常識の範囲内の引用のみです 単剤投与が「不適切な麻酔」になりつつある点について なかでも、マウス・ラットの麻酔の話は興味深かったので、記事にしようと思いました。 の岡村先生が講師でした。 たぶん、一度お会いしたような気もしなくもないけど、向こうは、当然特論の事など知らない、くらいのアウエー感で講義受けてるという 縛りプレイ前提です。 私が学生の頃はネンブタール()麻酔が一般的で、これまで使い続けてきたんですが、疼痛の管理が難しいことや、麻酔時の動物死亡事故が多いことから、規制の方向に進んでいました。 それが、最近の海外の教科書でも「不適切な麻酔」として書かれたらしく、いよいよ使えなくなってきているそうです(ジエチルエーテルと、アバチンなども)。 で効く ・効果が早い(i. 6分くらいから効き始める) ・メデトミジンの拮抗薬であるアチパメゾールを打つことで、速やかに覚醒させることができる(ここ重要, 実験室でぼーっと待っている時間が短くなる) ・三種混合した薬剤は、室温で1ヶ月は保管可能 ・受精卵移植に用いた場合、着床率・産仔率に影響はない(これは吸入麻酔でも同じ) デメリット ・記憶などの麻酔薬で影響があると言われているような領域での使用例は、これまでのところない ・覚醒後の体温変化が吸入麻酔とは異なる まぁいずれにしても、私も同様の実験を行って、効果を確かめてみようと思います。 というのも、彼らは 加齢により(離乳期から始まる)高頻度で難聴となりますので、但し書きなしで、前述のような書き方はあまりしません というわけで、晴れて研修が終わり「実験動物管理者」となりましたが、給料は代わりません。 特論でした。 追記(2015年3月10日) どうやらこの3種の薬剤、 地方によっては買うのが難しい場合があるようです。 私の職場の自治体と隣の件では、研究機関向けの販売窓口ありませんでした(臨床獣医師さん向けとは別)。 なんとか購入できそうですが、メモまで : 2015年度は京都と、東京で2回開催されるようなので、ご参考までに : Flecknell, P. Laboratory Animal Anaesthesia 3 rd Ed. Academic Press 2010 Fish, R. et al Ed. Anesthesia and Analgesia in Laboratory Animals 2 nd Ed. Academic Press 2008 : Kawai S, Takagi Y, Kaneko S, Kurosawa T. 2011;60 5 :481-7. : 困ったことに日本語の教科書とか説明してるサイトでも多くがこう書いてたりしますが : JAXのページ doubutsutokuron.

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