ミッドサマー 主演。 【みんなの口コミ】映画『ミッドサマー』の感想評価評判

『へレディタリー/継承』の監督が贈る新作『ミッドサマー』レビュー

ミッドサマー 主演

私達は劇場を出ても度々、物語は終わっていないのではないかという疑いと恐怖に苛まれることがある。 しかしそれはあくまで暗闇の中での出来事に過ぎず、休日の昼下がりにブギーマンが怖くて外出ができないことはあまりないはずだ。 太陽と日差しは怖がりにとっての安息の地だった。 しかし最恐ホラーとして依然名高い『へレディタリー/継承』を生み出した、アリ・アスター監督と制作スタジオ「A24」は、その安心感につけ込んだ。 『ミッドサマー』はスウェーデンで実際に行われる「夏至祭」をモチーフとして、架空の村ホルガで青天白日のもとに行われる狂気の祝祭と、運悪く招かれてしまった青年たちの混乱を描く。 その独特な予告編の内容から、日本でも本作は「白夜のサイコスリラー」として公開前から大きな話題を呼んだ。 ところが、『ミッドサマー』もこれまであった無数のホラー作品をなぞるようにして、物語は定式通り真冬の寒々しい夜から始まる。 この暗雲立ち込めるパートでは、少女ダニとその仲間たちが白夜の祝祭へと旅立つことになる経緯が語られることになるが、その過程は想像を絶するほど恐ろしく、アリ・アスター監督が得意とするホラー表現が存分に活かされる。 特に『へレディタリー/継承』でも印象的だった、主演女優による気合の入った叫びの演技は健在だ。 さらに、『イット・フォローズ』をはじめとして音響に特徴をもつホラー作品は複数あるが、本作の劇伴はその中でも群を抜いている。 特に冒頭での、繰り返されるダニの悲鳴と響き渡るBGMがマッシュアップされ、身震いしてしまうほどの恐ろしい轟音へと成長してゆく瞬間はホラー映画史に残るほどのオープニングといわざるをえない。 映画全体を通してみられる、脳を直接かき回すように嫌な動きをするカメラワークや場面転換もその恐怖演出を助けている。 ダニと恋人クリスチャンは破局寸前で、クリスチャンと他の仲間同士では論文のテーマが被らないよう互いに牽制が行われている。 そんな気まずい空気感の中での旅となるが、彼らはこの経験を通してすべての悩みが、一点の曇りもない空のように晴れることを祈っている。 『グリーン・インフェルノ』における食人族のように、現世と隔絶されたホルガの民の生活様式はとてもユニークだ。 ここから観客はダニ達の視点を通して、さながら紀行番組のようにその独特な文化と触れ合ってゆく。 祭りの間は真っ白な衣装に身を包み、倒木に放尿をすれば「先祖の魂が宿っている」からと激怒する。 その一つ一つは小さいが、奇妙で得体のしれない可笑しさにあふれている。 一方でダニのトラウマによる幻覚症状も合わさって、いつ何が起こるかわからない緊張感を巧みに演出することにも成功している。 装飾の一つ一つなどにも今後の展開を予感させる伏線が張り巡らされ、考察の余地が残されていることもアリ・アスター作品らしい。 透明感のある村民たちはなぜか神々しくも見える。 彼らの衣装の柄にも要注目。 中盤を過ぎた頃からこの祝祭の本質は姿を表し、徐々に本作が何を成し遂げようとしているかが見えてくることだろう。 もしかすれば、それは予想とは異なり、やや肩透かしを食らうことになるかもしれない。 しかしその挑戦はとても思い切りがよく、終幕まで観れば劇場を包んでいた生理的な嫌悪感も晴れて、むしろ清々しい気持ちで席を立つことができるはずだ。 若干突っ込んだ言い方をすれば『ミッドサマー』は『へレディタリー/継承』の変奏とも言うべき作品に仕上がっている。 2つの作品には同じような描写や構成が多くあるが、その印象は2者で大きく変わるように計算され尽くされていることも特徴の一つ。 『ジョーカー』では恐怖と笑いは紙一重であることが語られたが、ここでも演出や演技の違いによって受け手の感じ方が大きく変わることを確かめてみてほしい。 『へレディタリー/継承』でも、アリ・アスター監督は未知のコミュニティとの邂逅を描いた。 鑑賞時のモチベーションの大半は、この奇妙な祝祭の目的と誘われた若者たちの顛末が一体どう転ぶか、ということに割かれる。 一方で、2時間18分にも及ぶ上映時間は、そのほとんどを景色の変わらないホルガの村で過ごすにはやや退屈に感じてしまう。 描写こそ一風変わってはいるものの、中盤以降の恐怖体験については予想を超える事態が最後まであまりないことも原因だ。 むしろ計画通りに進んでいることが正しいかのようにお決まりのパターンが続き、ダニたちはそれらへの抵抗も叶わずに事件に巻き込まれてしまうため、筆者はやや単調に感じてしまう部分もあった。 これはレビューとは関係のないごく個人的な感想だが、本作は非常に優れている一方で、『へレディタリー/継承』や『ウィッカーマン』などのジャンル作品と対比するからこそ評価できる面も多く存在する。 こういったこともあり、アリ・アスター監督の独立した次作にはさらに期待をかけたいところでもある。 とはいえ、「白夜のサイコスリラー」というコンセプトを打ち出し、多くない予算でハンガリーの草原に舞台となる村をゼロから作り上げて(この突貫工事気味な村の小綺麗さも本作の雰囲気作りや設定に一役買っている)、これほどまでの世界観と物語を生み出した気概は、やはり最も恐るべきものだ。 総評 『ミッドサマー』はその高度なコンセプトの実現に徹し、ゼロからその完璧なまでの世界を作り上げた。 神々しさと狂気が同居するその独特の空気感は絶妙な緊張感を生み出し、観客を引き込むことに成功している。 『へレディタリー/継承』から引き継がれたホラー演出も健在で、他であまり見ない撮影テクニックや恐怖を煽る主演女優の感情表現、予想を裏切る展開の数々によって序盤から観客の不安は掻き立てられていく。 アリ・アスター監督お得意の張り巡らされた伏線の数々も、考察を好むファンには嬉しい。 一方で上映時間はやや長く間延びしており、中盤以降の予想しやすい展開は退屈にも感じた。

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『ミッドサマー』のフラワードレスをアカデミーミュージアムが高額落札!

ミッドサマー 主演

ミッドサマー映画の吹き替え版キャスト声優一覧 予告の時点でもう好き。 フローレンス・ピューさん エレーナ・ベロワ の吹替はなんとしても上坂すみれさんにやってほしい。 適任はもう上坂すみれさんしかいないよ? 聞いてるWDJ? ナターシャに合わせて女優さんのタレント吹替とか絶対にやめろ? 上坂すみれさんだ、いいね? — Shoya Simotsuki shoya991116 主要人物のほとんどが若手俳優とあって、今回の吹き替え声優は誰になるのか、予測が難しいところではあります。 上記のツイッターのつぶやきのように、専属の声優さんがついていない俳優に対しては「タレント吹替」で話題を作ろうなんていう場合もあるかもしれません。 でもここは敢えて、現在活躍中の声優さんから、適任を予測したいと思います。 ダニー・アルドール(フローレンス・ピュー) マーベル新作「ブラック・ウィドウ」に新たなキャストの噂が — — スクリーン・オンライン(SCREEN screenonline ヒロイン・ダニーを演じるのは、今乗りに乗っている旬の女優フローレンス・ピューです。 『ミッドサマー』のフローレンス・ピューの声には 上坂すみれさんに!という声が出ていましたね。 上坂すみれさんはテレビアニメ『パパの言うことを聞きなさい』でヒロイン役をやった声優さんなんですね。 フローレンス・ピューは2018年に公開されたリーアム・ニーソン主演のスリラー映画『トレイン・ミッション』に、通勤電車の乗客のひとり「赤い髪の女性」として出演しているそうです。 この作品でフローレンス・ピューの声を演じたのは 島田愛野さんとのこと。 島田愛野さんはわたしのお気に入りの映画『ハンナ』で、ヒロイン・ハンナ役のシアーシャ・ローナンの声を演じた声優さんですョ。 14歳の殺し屋、透明感あるシアーシャ・ローナンの演技にもハマっていたように思うし、心の不安定なヒロイン役にも合ってそうですが・・・さて、今回はどの声優さんがフローレンス・ピューを演じるのでしょうか。 クリスチャン・ヒューズ(ジャック・レイナー) ブレンダンさん、カッコ良すぎますぅーーーーーーーーーーーー 最高の兄貴としての矜持を感じます・・・ — atsuki ay485711 今回ダニーの恋人クリスチャンを演じたジャック・レイナーは、ホラーなのに観客の笑いを誘う滑稽なシーンをいくつも演じなくてはならなかったようですが、本来まっとうな二枚目俳優さんですね。 シングストリートでは主人公コナーのお兄さん、ブレンダンを演じてかなり人気を博しました。 この時ジャック・レイナーの声を演じたのが 金谷ヒデユキさん。 20年も前にボキャブラ天国で替え歌などの芸人さんをやっていた方らしいですね。 当時は毒舌が過ぎるので「地獄のスナフキン」と呼ばれて、本人もそんなあだ名がついたことを気にしていたそうです。 一度、芸人としては姿を消したものの、ある時ゲームの声をやらないかと言われ、やってみたところ好評で、今は映画・アニメ・ゲームと、声優としても幅広く活躍中なのだとか。 善良だけど、周りがストレスを受けるくらい優柔不断という役どころだったそうです。 この時の彼の声を演じたのは 勝杏里(かつあんり)さん。 この方もアニメ・映画・テレビ・ゲームと夥しい数の作品に登場していますが、それらの作品のほとんどを見ていない、もしくは言われても誰の役かわからなかったわたし。 かろうじてわかったのは「デイ・アフター・トゥモロー」テレビ版のブライアン(サムとローラと一緒にクイズ大会に行く黒人の友達ね)と「トワイライト特別編」テレビ版のジェームス(ベラを襲いに来たヴァンパイアね)。 どの作品も主役の声をやっているわけではないんだけど、まぁものすごくたくさんの作品に出演されている声優さんです。 どんな役でもやれそうだけど、『ミッドサマー』のジョシュも脇を固める重要な役だから、適任じゃないでしょうか。 巨大迷路からの脱出を描いたSF映画『メイズ・ランナー』ではギャリーを演じていました。 この時のウィル・ポールターの声を演じたのが 浪川大輔さんです。 浪川さんは有名ですね。 ぜひウィル・ポールター演じるマークの声は浪川大輔さんにお願いしたいです。 ペレ(ウィルヘルム・ブロングレン) スウェーデンから来た留学生、ペレを演じるウィルヘルム・ブロングレンは、本人もスウェーデンの出身だそうです。 映画は今回が初出演の28歳。 これまでは映像よりも舞台で多く活躍してきた俳優さんらしいです。 こういう人の吹替となると、候補に上がる声優さんはたくさんいますよね。 社交的で親切なペレのキャラクター、声はあまり野太くなくて優しい感じ。 そんなイメージから勝手に想像するのは映画『ニュースの天才』で主人公のスティーヴン・グラスの声を演じた 鈴木健一さんですが、いかがでしょう? このときスティーヴン・グラスを演じたカナダの俳優ヘイデン・クリステンセンもソフトで優しい雰囲気なので、『ミッドサマー』のサイモンに通じるところがあるような。 サイモン(アーチー・マデクウィ) サイモン役のアーチー・マデクウィさんも若干24歳で出演作品が希少。 『マレフィセント』のエル・ファニングが主演を務めた『ティーンスピリット』でルークという少年の役をやっているそうです。 それ以上に詳しいことはわからず・・・ なので独断と偏見で「このひとはどうか?」と思ったのは、ブラット・ピット主演の戦争映画『フューリー』で、新米兵士ノーマン「ザ・マシーン」の声を演じた 梶祐貴(かじゆうき)さん。 代表作は『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役だそうです。 演じているエローラ・トルキアさんは目力の強いきれいな黒人の女優さんですが、この方の声に『アラジン』でジャスミン役を演じた木下晴香さんは・・・ いやいや、ミュージカル界のスターを呼んでも歌うシーンがないですもの。 じゃあ歌わない映画の吹替からロッキーがアポロの息子を愛弟子としてトレーニングする映画『クリード』でビアンカの声を演じた 東條加那子さんは?? 映画の吹替も数多くこなす中堅のベテラン声優さんですし、エミリー・ブラントほか担当女優も何人か受け持つ実力者です。 今回『ミッドサマー』でメジャー作品への復帰を果たしました。 『ベニスに死す』を見なくてもこの少年の美貌は目にしたことがある、という人は大勢いるでしょう。 しかしビョルン・アンドレセンは64歳の今になるまで、『ベニスに死す』を含めてほんの数本しか映画に出演していません。 出演作品には吹替になった映画も存在しないので、ビョルン・アンドレセンの声も役柄とイメージで推測するしかありません。 ただ、この風貌は上のツイッターにもあるように『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフかサルマンに被りますね。 ガンダルフの声は2011年に逝去された有川博さんに代わり、最近は羽佐間道夫さんが演じているそうです。 サルマンの声は家弓家正さんでしたが、2014年に80歳で逝去されましたが、後任がどなたかわかりません。 アニメ『風の谷のナウシカ』でユパ様役を演じていた納谷五朗さんも2013年に亡くなり、ミトー役だった永井一郎さんも2014年に82歳で死去。 素敵で渋いオジサマの声の方々がみな代替わりとは・・・。 『紅の豚』の森山周一郎さんは85歳と高齢ですがまだお元気です。 数年前にとあるパーティで森山さんご本人の「生(なま)ポルコ」を聴かせていただいたことがありましたが、まぁシビれましたね。 ・・・ しかし『ミッドサマー』のビョルン・アンドレセンはもうちょっと高めの声でソフトな語り口じゃないかと想像しているんです・・・で、 入江崇史さんか 浦山迅さん辺りはいかがでしょう? 年齢も入江崇史さんが60歳、浦山迅さんが63歳と、ビョルン・アンドレセンと同世代だし・・・ もしくは 麦人さん! 75歳、現役です。 『ハンニバル』ではレクター(アンソニー・ホプキンス)役、『ロッキー4』ではロッキーをトレーニングするデューク役を演じていました。 『ゴッドファーザー』ではドン・ヴィト(マーロン・ブラント)役。 しかし、声優さんって大勢いるので実際誰が適任か推測するのは難しいですね・・・ただ、映画を見たときに全く違和感なく、その俳優さん自身が日本語じゃべってるんじゃないかと思うくらいの声や表現力に出会うと本当に嬉しいですよね。 結局誰になるのやら・・・楽しみです。 余計なところに凝ったりしてすごく楽しかったにゃん・・・ さて、今回チェックしておきたいのは主人公ダニーと恋人のクリスチャン、夏至祭に招待したスウェーデン人のペレと、村人ダンの立ち位置でしょうか。 一緒に夏至祭に行くマークとジョシュは彼女同伴ではないので、村に着いて何に興味を惹かれるのか、二人の反応も見ものですね。 脇役のキャラクターがストーリーに変化をもたらす だいたい、恋人なしで登場するキャラクターは自由な言動をしてトラブルに巻き込まれたり、物語に変化をつけてくれるので、二人がどんなタイプの性格で何やらかすのか注目です。 絶対音を出しちゃいけないところでくしゃみをする奴(『マトリックス』のサイファーとか)、事態を甘く見すぎて失敗する奴(『デイライト』のロイとか)、ストーリーに変化をつけて面白くするのは脇役たちですものね。 この映画を観るべきか!? してから決めても遅くないかも。 ペレの恐ろしい妹マヤ ダニーたちをハルガ村に招待したペレの妹マヤは、映画が劇場公開された今、ものすごく注目されています。 吹き替え版の声優を推測するのは楽しいですね。 ただ、出ている俳優さんのほとんどが20代前半と若いので、映画出演歴もそれほど長くありません。 ビョルン・アンドレセンも過去作品は数えるくらいしかないので、今回のキャストの吹替をしたことのある人があまりいませんでした。 逆にいうと、だから楽しみな部分もありますね。 実際に配役が決定したら一覧にも追記していきますのでお楽しみに。

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ミッドサマー (映画)

ミッドサマー 主演

アリ・アスター監督、フローレンス・ピュー主演の最新作。 この度、本作の公開を記念して日本限定のアートポスター2種類が解禁された。 恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭。 そこに待つのは究極の恐怖と、未体験の解放感。 今回解禁となったポスターの1点は、画家のヒグチユウコ氏が描き下ろした絵画のポスター。 カラフルな花に囲まれたヒロインのダニーが逆さまに配置されているのが衝撃的。 もう1点は、本作のアートワークを手掛けているデザイナー・大島依提亜氏によるポスター。 メイポールの周りで踊る女性たちと、視線を向ける村人たちを、墨とゴールドで表現している。 この2種類のアートポスターは、上映劇場やタイアップ店舗などで掲出される予定。 『ミッドサマー』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。 《text:cinemacafe. net》.

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