コナン短編集。 コナン短編

rikkaのメモ帳(短編・走り書き集)

コナン短編集

2019年5月31日) 発表順 発表年 原題 読む予定or読んだ邦題と収録本 -a 2000年 The haunted grange of Goresthorpe : a true ghost story 幽霊 《ゴアズソープの幽霊屋敷 真実の幽霊物語 》笹野史隆訳『北海文学90号』 1879年 The Mystery of Sesassa Valley 冒険 《ササッサ谷の怪》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』中公ノベルス -b、 1895年 The Recollections of Captain Wilkie 恐怖 《ウイルキー大尉の思い出話 --もと犯罪人の物語》小池滋監訳『中公ノベルス コナン・ドイル未紹介作品集3:最後の手段』 2014年12月2日アップ 2017年4月15日追記 1880年 The American's Tale 恐怖 《アメリカ人の話》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』 中公ノベルス 2015年1月1日アップ) 1881年 A Night Among the Nihilists 恐怖 コミカル 《ニヒリストたちとの一夜》 笹野史隆訳『北海文学85号』1999年4月 初邦訳1902年11月《特別通信無政府党の一夜》抱一庵主人訳 短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 2015年1月26日アップ) The Gully of Bluemansdyke 医療関係 《ブルーマンスダイク谷》 笹野史隆訳『北海文学84号』 1998年10月 短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 2015年2月6日アップ) That Little Square Box 海洋奇譚 コミカル及びSF的 《あの四角い小箱》 延原謙訳『 コナン・ドイル傑作集2:海洋奇談編』新潮文庫 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 と、短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 2015年2月16日アップ ) 追記:2018年11月20日 解説1:「伝書鳩」と「ホームズとワトスンは腕を組んで歩いたのか」について 2019年7月4日アップ) 1882年 Bones, The April Fool of Harvey's Sluice 冒険 《デカ骨》 小池滋監訳『 コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』 中公ノベルス 副題:ハーヴェイズ・スルースのエイプリル・フール 2015年2月27日アップ Our Derby Sweepstakes 求愛小説 コミカル 《わが家のダービー競馬》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:』 中公ノベルス 2015年3月10日アップ That Veteran 冒険 《老兵の話》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』 中公ノベルス 2015年4月4日アップ My Friend the Murderer 恐怖 《我が友、殺人者》 笹野史隆訳『北海文学81号』 短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 2015年4月16日アップ 1883年 The Captain of the Pole-Star 海洋奇譚 神秘 《北極星号の船長》 西崎憲訳『 ドイル傑作集2:北極星号の船長』創元推理文庫 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 収録されている作品。 2015年4月26日アップ) Gentlemanly Joe 求愛小説 コミカル 《紳士ジョー》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』 中公ノベルス 2015年5月12日アップ) The Winning Shot 求愛小説 メスメリズム 《決勝の一発》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』 中公ノベルス 2015年5月26日アップ) Selecting a Ghost:The Ghosts of Goresthorpe Grange 幽霊 コミカル 《幽霊選び》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』中公ノベルス 副題:ゴアーズソープ屋敷の幽霊 2015年6月8日アップ、12日追記 The Silver Hatchet 恐怖 《銀の斧》 駒月雅子訳『 ドイル傑作集2:北極星号の船長』創元推理文庫 短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 2015年6月17日アップ) An Exciting Christmas Eve 恐怖 コミカル 《スリル満点のクリスマス・イブ》 小池滋監訳『 コナン・ドイル未紹介作品集1:ササッサ谷の怪』中公ノベルス の内容紹介と解説・感想 2015年6月27日アップ) 1884年 The Heiress of Glenmahowley 求愛小説 コミカル 《グレンマハウリー村の跡とり娘》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』中公ノベルス 2015年7月9日) J. Habakuk Jephson's Statement 海洋奇譚 恐怖 《ジェ・ハバカク・ジェフスンの遺書》 延原謙訳『コナン・ドイル傑作集2:海洋奇談編』 新潮文庫 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 収録されている作品。 (2015年7月18日アップ) The Blood-stone Tragedy 恐怖 《血の石の秘儀》西崎憲訳『ドイル傑作3:クルンバーの謎』創元推理文庫 雑誌に載ったあと100年以上発見できなかった作品、1995年コナン・ドイル協会が再公開 2015年7月27日アップ) John Barrington Cowles 求愛小説 メスメリズム 《ジョン・バリントン・カウルズ》 白須清美訳『ドイル傑作集2:北極星号の船長』創元推理文庫 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 収録されている作品。 2015年8月11日アップ) The Cabman's Story 冒険 《辻馬車屋の話》小池滋監訳『中公ノベルス コナン・ドイル未紹介作品集2 真夜中の客』収録 2015年8月21日アップ) The Tragedians 冒険 《悲劇役者》小池滋監訳『中公ノベルス コナン・ドイル未紹介作品集2』収録 2015年8月30日アップ) Crabbe's Practice 医療関係 《クラッブの開業》 笹野史隆訳『北海文学80号』収録 2015年9月10日アップ、 2019年1月20日訂正) 1891年 Our Midnight Visitor 冒険 《真夜中の客》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』 中公ノベルス 執筆時期は1883年秋〜冬ころで、出版社から採用の通知が来たのは1884年3月、 しかし掲載されたのは1891年2月) 2015年10月31日アップ) 1890年 A Pastoral Horror 恐怖 《田園の恐怖》北原尚彦訳『ドイル傑作集1 まだらの紐』収録 執筆時期は1884年初頭だが、雑誌掲載は1890年12月) 別訳に《田園と聖職者の恐怖》 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集32巻』 2015年11月10日アップ) 1885年 The Man from Archangel 海洋奇譚 哲学と恋愛) 《アーケーンジェルから来た男》 延原謙訳『コナン・ドイル傑作集4:冒険編 昭和35年発行)』収録、新潮文庫 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 と、 短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 笹野史隆訳『ポールスター号の船長 上)』 収録 2015年9月21日アップ、2017年7月11日追記) The Lonely Hampshire Cottage 冒険 《ハンプシャー州の淋しい家》小池滋監訳『 コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』収録 2015年9月30日アップ) The Great Keinplatz Experiment 冒険 メスメリズムとスピチュアリズムそしてコミカル 《体外遊離実験》 北原尚彦訳 『ドイル傑作集5:ラッフルズ・ホーの奇跡』創元推理文庫 他の邦題には《大実験》《催眠術》《魂の入換へ》などがある。 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 収録されている作品。 笹野史隆訳『ポールスター号の船長 上)』 収録 2015年10月10日アップ) The Fate of the Evangeline 冒険 求愛小説 《エヴァンジェリン号の運命》小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』収録 2015年10月20日アップ、 10月25日解説の追記と説明補正。 31日追記) Elias B. Hopkins. The Parson of Jackman's Gulch 冒険 《ジヤツクマン金鉱区の牧師イライアス・ビー・ホプキンズ》 石田幸太郎訳 改造社ドイル全集6巻 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 と、短編集"Mysteries and Adventures" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集7巻: ポールスター号の船長 下)』 2015年11月20日アップ) 長篇 1889年 The Firm of Girdlestone 冒険 《ガードルストーン商会》 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集8、9、10巻』 初めて執筆した大長篇、執筆時期は1884年4月〜1885年8月頃にかけて) 2015年11月30日アップ) 2015年11月30日アップ) 1886年 Touch and Go. A Midshipman's Story 海洋冒険 《危機一髪》小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』中公ノベルス 2015年12月10日アップ) Cyprian Overbeck Wells. A Literary Mosaic 心理的冒険 《シプリアン・オウヴアベツク・ウエルズ》 石田幸太郎訳 改造社ドイル全集6巻 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 収録されている作品。 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集7巻:ポールスター号の船長 下)』 2015年12月20日アップ) 心霊雑誌『光 Light 』 1887年7月2日号掲載 訳と解説:熊谷彰 2016年10月16日アップ) 1887年 Uncle Jeremy's Household 冒険 《ジェレミー伯父の家》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』中公ノベルス 霜島義明訳『ドイル傑作集1 まだらの紐』収録 2016年1月10日アップ) The Stone of Boxman's Drift 冒険 《ボックスマンズ・ドリフトの宝石》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集2:真夜中の客』中公ノベルス 2016年1月20日アップ) 番外編: 長篇 A Study in Scarlet ホームズ1 《緋色の研究》 日暮雅通訳 光文社文庫 執筆時期は1886年3月から4月にかけての6週間) 2016年2月10日アップ) 2016年2月10日アップ) 参考資料として「注釈付き全集の注釈語句のリストアップ一覧表」あり 2016年2月27日アップ) 1888年 John Huxford's Hiatus 愛情小説 《五十年後》 延原謙訳『コナン・ドイル傑作集 ミステリー編』 他の邦題に《四十年後の恋人》《ジョン・ハックスフドとジョン・ハアデイ》がある。 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 収録されている作品。 2016年3月17日アップ) 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集7号:ポールスター号の船長 下)』 長篇 The Mystery of Cloomber 神秘小説 《クルンバーの謎》 北原尚彦訳 『ドイル傑作集3:クルンバーの謎』創元推理文庫 他の邦題に《クルンバーの悲劇》《クルンバー館の謎》などがある。 最終的にはシンジケートによって1889年に雑誌 新聞)に掲載されたが掲載誌などは不明。 現在判っているのは1892年の『週刊ラドゲート』誌3月5日号。 大長篇 Micah Clarke 歴史小説 《マイカー・クラーク》 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集3、4、5巻』 執筆時期は1887年7月〜1887年12月、写しをとって出版社に送ったのが1888年2月末 マイカー・クラークとはピューリタンである主人公の名前、時代は1685年) 2016年6月20日アップ) 2016年6月20日アップ, 2016年8月19日赤文字箇所を追記) 2016年6月20日アップ) 大長篇 The Firm of Girdlestone 冒険 《ガードルストーン商会》 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集8、9、10巻』 初めて執筆した大長篇、執筆時期は1884年4月〜1885年8月頃にかけて) 2015年11月30日アップ) 2015年11月30日アップ) 「レ・ファニュ作『アンクル・サイラス』との類似点と相違点」 について 1890年 The Ring of Thoth 怪奇風 愛情小説 《トート神の指輪》 笹野史隆訳 笹野史隆訳『コナン・ドイル小説全集7号:ポールスター号の船長 下)』 自選短編集"The Captain of the Pole-Star" 1890年3月刊行 に収録されている作品。 2017年4月10日アップ) 『コナン・ドイル小説全集第38巻 赤いランプをめぐって 上』 に収録 2017年4月10日アップ) 2017年4月10日アップ) 中篇 The Doings of Raffles Haw 化学的錬金術 《ラッフルズ・ホーの奇跡》 北原尚彦訳 『ドイル傑作集5:ラッフルズ・ホーの奇跡』創元推理文庫 執筆時期:ウィーンで眼科の勉強をしていた1891年1月6日から1月23日。 連載:1891年12月12日から1892年2月27日まで。 北原尚彦訳 2017年5月10日アップ) 2017年5月10日アップ) 2017年5月10日アップ) 2017年5月10日アップ) The Colonel's Choice 無償の愛 《大佐の選択》 小池滋監訳『中公ノベルス コナン・ドイル未紹介作品集3:最後の手段』 2017年7月13日アップ) ) Lot No. 他の邦題には『牛津大学 古塔の秘密』『大学の怪異』『競売番号二百四十九』等。 2017年8月10日アップ) 2017年8月10日アップ) A Scandal in Bohemia ホームズ3 《ボヘミアの醜聞 スキャンダル)》日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 2017年9月10日アップ) 2017年9月10日アップ) A Case of Identity ホームズ5 《花婿の正体》 日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 執筆は 《赤毛組合》より先 2017年10月3日アップ) 2017年10月3日アップ) The Red-headed League ホームズ4 《赤毛組合》日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 2017年12月12日アップ 2017年12月12日アップ A Case of Identity ホームズ5 《花婿の正体》 日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 2017年10月3日アップ) 2017年10月3日アップ) The Boscombe Valley Mystery ホームズ6 《 ボスコム谷の謎》 日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 2018年1月14日アップ) 《ボスコム谷の謎》の解説と感想 2018年1月14日アップ) コナン・ドイル自伝『回想と冒険』第23章「著名な人々」より 熊谷彰訳 2018年1月14日アップ) 延原謙訳『わが思い出と冒険 コナン・ドイル自伝』では第23章は丸ごとカットされています) The Five Orange Pips ホームズ7 《オレンジの種五つ》 日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 2018年4 月14日アップ) 《オレンジの種五つ》の解説と感想 2018年4 月14日アップ) 《オレンジの種五つ》の解説と感想 2018年4 月14日アップ) A Question of Diplomacy 医事関係 《外交問題》 笹野史隆訳『赤いランプをめぐって 中』収録 他の邦題には《外務大臣の痛風》《外交上の一問題》などがある。 1891年5月19日付けの手紙で原稿を著作権代理人ワットに送っている。 妹コニーのタイプ原稿。 《へまなスタート》笹野史隆訳「赤いランプをめぐって 上」収録 2018年12月20日アップ) 2018年12月20日にアップした解説「旧友ジョージ・バッドとコナン・ドイルがポーツマスで開業にいたる関係」を新たに判った内容を元にした上記の題で 2019年1月19日公開) アップしました。 公開日2019年4月26日、追記 2020年4月24日) De Profundis 怪異譚 《深き淵より》 西崎憲訳『ドイル傑作集1:北極星号の船長』創元推理文庫 《蒼溟より》和気津次郎訳『ドイル全集第8巻、最後の艦隊、後編 6 :改造社』 2020年2月20日アップ 『ドイル書簡集』 p313-p314 1891年9月28日付けの母宛ての手紙によるとによると、「最後の作品を書いてから、もう一本『深き淵より』と言う作品---短いものです---を書きました」 中編 The Doings of Raffles Haw 《ラッフルズ・ホーの奇跡》 北原尚彦訳 『ドイル傑作集5:ラッフルズ・ホーの奇跡』創元推理文庫 執筆時期:ウィーンで眼科の勉強をしていた1891年1月6日から1月23日。 連載:1891年12月12日から1892年2月27日まで。 最終的にはシンジケートによって1889年に雑誌 新聞)に掲載されたが掲載誌などは不明。 現在判っているのは1892年の『週刊ラドゲート』誌3月5日号。 The Adventure of the Noble Bachelor ホームズ12 《独身の貴族》 日暮雅通訳『光文社文庫 シャーロック・ホームズの冒険』 The Adventure of the Beryl Coronet ホームズ13 《緑柱石の宝冠》 日暮雅通訳『光文社文庫 シャーロック・ホームズの冒険』 A Regimental Scandal 《連隊のスキャンダル》 小池滋監訳『コナン・ドイル未紹介作品集3:最後の手段』 中公ノベルス The Adventure of the Copper Beeches ホームズ14 《ぶな屋敷》 日暮雅通訳『光文社文庫 シャーロック・ホームズの冒険』 A Question of Diplomacy 医事関係 《外交問題》 笹野史隆訳『赤いランプをめぐって 中』収録 他の邦題には《外務大臣の痛風》《外交上の一問題》などがある。 1891年5月19日付けの手紙で原稿を著作権代理人ワットに送っている。 妹コニーのタイプ原稿。 掲載は『挿絵入りロンドン・ニュース』1892年夏号 2018年6月15日アップ 2018年6月15日アップ Lot No. 他の邦題には『牛津大学 古塔の秘密』『大学の怪異』『競売番号二百四十九』等。 The Los Amigos Fiasco 《過ぎたるは・・・》 吉田勝江訳『コナン・ドイルのドクトル夜話』 他の邦題には《ロスアミゴスの大失策》などがある。 The Adventure of the Final Problem ホームズ26 《最後の事件》 日暮雅通訳『 シャーロック・ホームズの回想』光文社文庫 参考文献 A Bibliography of A.

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コナンの作者の読み切り集「青山剛昌短編集」はミステリーじゃない!?

コナン短編集

まさか、注目していた毛利小五郎と出会うとは思ってなかったけど、結局彼は帰ってしまった。 帰ってしまったけど……戻ってくるんだろうなぁ。 紅子には話していないが、自分はこの世界が未完結の物語の世界なんじゃないかと思っている。 だからこそ、一年は確かに過ぎ去っているのになんでもなかった事の様になっている。 ポケベルとか今じゃあ誰も使わなくなったし、最近じゃあ携帯電話も当たり前になってきている。 ……そうだった、働きだしたら携帯も買わなきゃ。 紅子からも「早く持ちなさい」って言われてるし。 「尊敬する日本のマジシャン、ですかぁ」 食事の最中に振られた雑談に答えながら、毛利小五郎という名探偵が一度ここに来て、娘を置いて行ったという事象について考える。 ここの周囲は崖で、来る時に渡ったあのボロいつり橋が唯一のルート。 険しい森の中を抜けるルートもあるんだろうけど、この雪じゃあ走破は難しい。 (あぁ、これ橋落とされるな。 あるいはもう落とされてるか) 斬り落とされるか焼き落とされるか、あとついでに電話も使えなくなるんだろう。 さっき土井塔さんが「ここ圏外かぁ」ってボヤいてたし。 で、橋が落ちる寸前になんらかの情報を得た名探偵が戻ってきて一緒に閉じ込められる。 ……あるいは、外部からなんらかの方法で連絡して、娘の……蘭さんだっけか。 彼女と友人の園子さんが協力して解決するってパターンか。 (とりあえず、周囲の様子には注意しておくか) 多分、誰かが殺されるだろうし……。 出来ることならその前に止めたいけど、せめて犯人の動機というか被害(予定)者の傾向がわからないと手の打ちようがない。 山カンで適当な人に入りついて情報を見落としたら元も子もないし。 「浅見君はどうだい? 尊敬するマジシャンっていうのは」 おっと。 すみません土井塔さん、ちょっと考え事してました。 「そうですね、黒羽盗一さん……かなぁ。 俺のマジックの先生が、よく教材としてビデオを見せてくれたのもあって強く印象に残っています」 「先生って、浅見さんはマジシャンを目指しているんですか?」 で、俺がこの場で注目している三人目。 鈴木園子さん。 普通のミーハーな女子高生って感じだけど、フォークやナイフの使い方が洗練されているんだよなぁ。 しっかりとしたマナーの教育を受けているというか。 今晩の食事はステーキだけど、フォークを刺しすぎず、ナイフも力みすぎずに、大きな音を立てずに肉を適切な大きさに切って下品に見えない。 添え物の野菜の食べ方も丁寧だ。 ソースや肉汁を垂らさず、綺麗に食べてる。 さっきからキャットフードに被りついている源之助君、見習いたまえ。 「んー。 残念だけど園子さん、今の所は専門のマジシャンになるつもりはないよ。 やってる仕事と言えば接客が主だしね」 どういうわけかえらく懐いてくれるんだよなぁ、この子。 何が琴線に触れたんだろうか。 「ちょっと前まで、とあるお屋敷の使用人をしていたんだけど、そこのお嬢様から『観察力や話術を養うのも兼ねてちょっと勉強しなさい』って言われて、先生を付けられたのさ」 「え、観察力に話術? それで、なんで手品?」 うーん、鈴木という性でお嬢様。 ……まさか鈴木財閥? いや、まぁ、そういう目で見るのは止めておこうか。 「結構手品では大事なことなんだよ。 観察力はもちろん、会話術もさ」 「そうそう」 でもなんでか園子ちゃん、俺の言葉に相槌打ってくれる土井塔さんをジロっと睨んだりするんだよなぁ。 なんでだろ? 土井塔さん、ルックスも愛嬌あるし、会話で大事な距離感も程良い。 大学とかで一番モテるタイプだと思うんだけどなぁ。 「例えば、相手にカードを一枚選ばせるタイプのマジックなんかだと、選んだカードを当てるために、相手が上や下、目印のカードから何枚目のカードを選んだかって言うのを素早く数える必要があったりするからね。 そういう時に会話や演技などで、時間を稼ぐ事が必要な時っていうのがあるんだ」 まぁ、それだけじゃあないんだけどね? と締めくくる土井塔さん……本気で瑞紀さんに似てるなぁ。 全くおんなじ事を瑞紀さんに言われましたわ。 だから、自分の喋り方のペースの把握とかスピードのコントロールは大事って口を酸っぱくして言われたなぁ。 それが声帯模写の訓練に繋がった訳だけど。 「そうだな。 尊敬するマジシャン……。 黒羽盗一さんが凄い方だっていうのは分かるけど前言撤回。 やっぱり先生だなぁ」 「へぇ……なんていう人なんですか?」 蘭さん。 名探偵の娘という、一番注意しないといけない女の子が俺に尋ねてくる。 「瑞紀さん。 瀬戸瑞紀さんです。 俺は土井塔さんとマジックの話から適当に広げようかと思ったら、そこに園子さんと蘭さんも乱入。 結局4人で、俺の小泉邸での話をすることになった。 「それじゃあ、ご両親を失くされて施設で?」 「あぁ。 公園のベンチでコンビニのパン食ってたら、突然ドえらい美人の高校生が隣に座って「私の屋敷に来なさい」だもんなぁ。 そんで突然自分の執事服を仕立てられて、気が付けば使用人見習いをさせられて……。 15分で作り直してきなさい。 30分以内よ。 「えぇ、まぁ。 お嬢様に振りまわされる日々でしたけど、楽しい毎日でしたよ」 ちくしょう、なんか色々と思いだしてしまった。 最初の一年は、睡眠時間削って料理の特訓してたなぁ。 食事抜きをくらった時とか、こっそり自転車で森まで行って適当な動物とっ捕まえて焼いて食ったり……。 源之助が鼠とかとっ捕まえてきてくれて助かったなぁ。 くそぅ、あんの女いつか覚えてろよ。 絶対復讐してやる。 「あの、大丈夫ですか?」 「なんか……すっっっごく顔が引きつってるけど」 蘭さん、園子さんありがとう。 とりあえず俺は今日も元気に生きています。 「えぇ、大丈夫です。 土井塔さんも園子さんもキョトンとしているが、唯一蘭さんだけが、俺と同じく声がしたような方向に顔を向けている。 来たか。 「あ、浅見さん!? 蘭も!!?」 「浅見君!」 後ろから園子さんと土井塔さんの慌てた声が聞こえたが、こっちもそれどころじゃないんで勘弁してください。 「ちょっとごめん! 玄関見てくる!」 蘭さんが園子さんにそう叫び返す。 まぁ、玄関まですぐそこなのだが。 もし、この場が本当に物語の舞台だとするならば、恐らくはキーパーソンだろう蘭さんが反応したんだ。 何かあるのは確実だ。 (多分、お父さんの毛利小五郎がこっちに来たんだろ!) 殺人や強盗、誘拐が多いんだ。 それに関わった探偵がニュースなんかでピックアップされる事も多い。 仮に探偵じゃなくても犯罪に関わる人間が主人公である可能性は高い。 元刑事で、かつ探偵の毛利小五郎がそれに関わらないハズがない。 玄関まではすぐそこだ。 ひょっとしたら名探偵ではなく死体が転がってくる可能性もある。 なにせ、未だ到着していない人間がまだ二人いるのだ。 万が一にも女の子に死体をハグさせるのは不味い。 とにかく先に扉を開けないと。 (死体だった場合が面倒だな……指紋とかを付けない様に、手術用の手袋はしてあるけど……) 休憩時間にミステリーを読んでいた時に、紅子の友人だっていう白馬君っていう高校生探偵から教えてもらった現場保存の基本を思い出しながら、片手で蘭さんを制止ながらそっとドアを開ける。 江戸川コナンが倒れていた。 え、毛利探偵は?.

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【名探偵コナン短編集】

コナン短編集

【内容情報】(「BOOK」データベースより) 過労で倒れ、相棒のワトソンと田舎町ライゲートに療養に出かけたホームズ。 しかし地元の有力者アクトン家に泥棒が入ったと聞き、名探偵の血が騒ぐ。 その翌日、今度はライゲートの大地主カニンガム家で、使用人がピストルで撃たれて殺される。 死体が握りしめていた破れたメモが、事件を解くカギとなるのだろうか。 『ライゲートの謎』のほか、『悪魔の足』『金縁の鼻眼鏡』を収録したホームズ傑作選。 イギリス、エディンバラ生まれ。 医大を卒業し診療所を開業するが順調にいかず、仕事の合間に小説を書き始める。 最初のホームズ作品『緋色の研究』は話題とならなかったが、『ストランド・マガジン』に連載を始めてから、絶大な人気を得ることとなった。 長年にわたって執筆を続けたホームズ作品は40篇以上。 推理小説以外にも、歴史小説やSFなどを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです).

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