鈴蘭 の よう な 柴犬。 日本犬保存会 第74回 津山支部 展覧会に行ってきました 1

「栗花落カナヲ」の過去・魅力まとめ|しのぶやカナエとの関係について

鈴蘭 の よう な 柴犬

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鬼滅の刃 炭治郎の好みの女性

鈴蘭 の よう な 柴犬

「鈴蘭のような柴犬、だそうですよ」 良い事を教えて差し上げます、という前置きの後に続いたその言葉を、どう処理すればよいのかわからなかった。 どうせ碌なことではない、聞き流せばよいと、構うことなく進めていた足を止めてしまう。 振り返るまいと視線を前に向けていても、横から覗きこまれてしまえば、そんな抵抗は大して意味をなさなかった。 「その様子では、ご存じなかったみたいですね」 動きを止めた義勇を見て、胡蝶がいっそう笑みを深くする。 鈴蘭のような柴犬。 そんなものを義勇は知らない。 聞いたこともない。 鈴蘭と柴犬、それぞれのことは知っていても、生き物であるという以外に何の共通点があるのだろう。 花に喩えられる犬とはなんだ。 良い事を教えて差し上げますと胡蝶は言ったが、義勇には鈴蘭と柴犬の何が良い事に繋がるのかがわからなかった。 常と同じく口元を綻ばせて義勇の反応を伺っている同僚は、勿論答えを知っているだろうが、自分にとって益があるというような話を、素直に話すような性分でもない。 胡蝶の言葉の真意が、本当に義勇にとって良い事であるという保証もない。 碌でもないことになるよりは、聞かずにいた方がいいと判断して、止めていた歩みを再開する。 「兄弟子なのに、知らないんですね」 耳に入ってきた言葉に再び足が止まる。 あまりにも愚か。 心の中で、自分を叱責した。 一度目はいい。 胡蝶の言葉の意味が理解できなくて足を止めただけなのだから。 しかし、二度目は戴けない。 振り返らなくてもわかる。 声の主は、きっと予想通りの義勇の反応を見て、愉快げに微笑んでいる。 兄弟子なのに。 胡蝶は、その一言が、義勇の歩みを止めるに足る言葉であると確信して、そう言ったに違いなかった。 「兄弟子なのに」と「知らないんですね」の間に入るべき者の名を言わなかったのは、言わずとも伝わるからだ。 胡蝶が言う兄弟子とは義勇のこと、師である鱗滝の元を巣立ち、水の呼吸を受け継ぐ剣士は、義勇の他には一人だけだ。 「聞くところによると、手紙を送られているにもかかわらず、返事をしていないとか。 柱は確かに多忙ですが、筆を執ることができないほどではないと思いますが?」 いつのまに移動したのか、後ろにいたはずの胡蝶が、義勇の往く道を遮るように目の前に立っている。 胡蝶の問いに、義勇は何も答えない。 手紙に返事をしていないのは事実で、筆を執ることができないほど多忙ではないのも事実だからだ。 「折角慕ってくれているのに、そんなことではいずれ、炭治郎君に愛想を尽かされてしまいますよ、冨岡さん」 おっと、余計なお世話でしたか。 思わず、といった風に口に手をやる様が目に障る。 胡蝶の言葉はもっともだ。 弟弟子の炭治郎は人が良いから、手紙の返事を書かない義勇に何も言わない。 それどころか、義勇の姿を見かければ近寄ってきて、好きなだけ話をして去っていく。 それにも碌な返事をした記憶がない。 普通ならば、とっくに疎遠になっていてもおかしくないというのに、炭治郎の態度は変わらない。 義勇と炭治郎の縁は、炭治郎によって維持されている。 この世に永遠はないから、糸はいずれ、ぷつりと切れるだろう。 片方にその糸を繋ぐ気がないなら尚更に。 それでいいと義勇は思っている。 糸が切れる時とは、きっと炭治郎の望みが叶う時で、その時に、あの子どもが、刀ではなく妹の手を握っている様を見ることができたなら、義勇はそれ以上何も望まないと決めている。 「冨岡さん? 冨岡さーん」 目の前でひらひらと舞う手のひらに、思考が引き戻される。 一体何の話をしていたのだったか。 「鈴蘭のような柴犬とはなんだ」 「あら、ちゃんと話を聞いていたんですね」 「話の筋を逸らしたのはそちらだろう」 「正論を述べただけですよ」 「答える気がないのなら、俺はもう行く」 「まあまあ、そう言わずに。 最後まで聞いていってくださいよ。 最初に言ったでしょう? 良い事を教えて差し上げますと」 訝しげに見やる義勇に、とっておきの秘密だとでもいうように、胡蝶は自分の唇に人差し指を当てて告げた。 「炭治郎がお嫁さんにしたい人物像、だそうです」 なんて? 義勇は自分の耳を疑った。 固まる義勇、予想通りの反応に、胡蝶は口に手を当てて笑い声を堪えている。 「では、私はここで失礼しますね」 ご武運を。 震える声でそう告げて、胡蝶がその場を後にする。 残された義勇は、頭の中に鈴蘭と柴犬を巡らせながら、鎹烏に導かれて次の町へと向かった。 [newpage] わん! はふはふと、獣にしては迫力のない息遣いと甲高い咆哮を上げて、その生き物は義勇の周りをくるくると二度回った。 丸い目が二つ、きらきらと義勇を見つめている。 路地裏で男女の逢瀬に遭遇する確率と、野良の柴犬に遭遇する確率、果たしてどちらが高いのだろうか。 常であれば前者の方を気まずく思うが、今日に限っては後者も同様に気まずい。 これが他の動物であれば、何も思わず通り過ぎることができたのに、よりにもよって柴犬である。 鈴蘭のような柴犬。 弟弟子が、嫁にしたいという人物像。 柴犬の前にしゃがみ込んで頭を撫でてやると、もっと撫でろというように、頭を義勇の手のひらに押し付けてくる。 可愛らしいとは思うが、犬を嫁にすることはできない。 鈴蘭に喩えられる女性はいるだろうが、犬、しかもその中でも柴犬に限定するとなると難しいのではないだろうか。 黒の紋付き袴を着た炭治郎の隣に、白無垢の柴犬が並ぶのを想像する。 「俺のお嫁さんです」と紹介されたとして、自分は弟弟子を言祝ぐことができるだろうか。 そこまで考えて、義勇はしまったと思った。 何故、炭治郎の祝言の席に自分がいると、当然のことのように想像してしまっているのか。 そもそも炭治郎がどのような嫁をもらおうと、それは炭治郎の自由で、義勇が口を出すことではない。 頭の中に描いた一人と一匹を無かったことにしてしまいたいのに、想像の中の義勇はまだ、炭治郎に掛ける言葉を探している。 「わん!」 「義勇さん!」 撫でる手が止まったことに反応した犬の鳴き声に、知った声が混じる。 よりにもよって何故、今遭遇してしまうのか。 声の主は義勇の返事を待たずに、義勇の隣、柴犬の前にしゃがみ込んだ。 「やっぱり義勇さんでした」 そう言って笑う弟弟子の、変わらぬ出で立ちに安堵する。 師と同じく、人よりも優れた嗅覚を持つこの子どもに見つかるのはこれで何度目だったか。 「義勇さんの犬ですか?」 「違う」 「すごく懐かれてますね」 「人に慣れているんだろう」 その証拠に、先ほどまで義勇に嬉々として撫でられていたというのに、新しい人間の気配に惹かれたのだろう、柴犬は義勇の手をすると抜けて、炭治郎が差し出した手に躊躇うことなくすり寄っていく。 行き場をなくした手のひらを緩く握って袂に入れると、微かに生き物の温度が残っているのを感じた。 「可愛いですね」 禰豆子にも見せてやりたいです。 炭治郎がそう言うと、背負った木箱からカリカリと中を引掻くような音がした。 路地裏とはいえ、まだ太陽は空にある。 箱の中から返事をした妹を、直接撫でることができない代わりに、炭治郎は後ろ手で木箱をそっと撫でた。 優しい子だ。 鬼殺の剣士にしては、あまりにも優しい。 鬼殺隊の隊士の殆どは、鬼に大切なものを奪われた者たちだ。 奪われたものはもう二度と戻らないから、これ以上悲しみを繰り返さない為に、義勇たちは鬼を狩る。 情けはない。 人を喰った鬼をどうして許すことができるだろう。 炭治郎は義勇とは違う。 鬼だって人であったのだから、踏み付けにはしない。 そう義勇に意を示した弟弟子の目を覚えている。 義勇は二度、鬼を逃がした。 鬼殺の剣士としては、あってはならないことだったが、後悔はない。 柱合裁判の後、炭治郎が初めて義勇に寄越した手紙は、感謝と謝罪の言葉で溢れていた。 禰豆子が人に襲いかかった場合は、炭治郎のみならず義勇も腹を切る。 炭治郎は、その約定を気にしているらしかった。 義勇にしてみれば、自分が禰豆子を生かした結果、罪なき命が失われるのであれば、それは義勇の咎に他ならない。 腹を切って詫びるのは当然のことだ。 当然のことに、どう返事を書けばいいのかわからないから、文机の上にはもうずっと、墨一つ落ちていない紙が広げられている。 悩んでいても、絶えることなく手紙は来るので、読んでは積み重ねを繰り返している。 愛想を尽かされてしまいますよ。 胡蝶の言葉が、まだ耳に残っている。 いっそ尽かしてくれればいい。 だって義勇には何も返せない。 現に途絶えることのない手紙にも、会うたびに降り注ぐ言葉にも、義勇はろくに返すことができないでいる。 与えるだけの好意は優しい毒だ。 馴らされれば戻れなくなる。 人の欲に際限はなく、人の子である義勇にもそれは当てはまる。 わしゃわしゃと犬と戯れる弟弟子は、義勇の内心を知らない。 胡蝶は感づいている。 感づいているからこそ、彼女は義勇に教えたのだ。 鈴蘭のように清らかではない、柴犬のように愛らしくもない欲を抱えながら、それに蓋をして気づかないふりをしている。 蓋は義勇が思うよりも頑丈ではないから、無いものとして扱っていた欲を抑えられずに、思い知らせようとしてくる。 顔を出した欲は、当然のことのように炭治郎の先行きに義勇を入れ込んでしまうから、始末に負えない。 「義勇さんは、犬が好きですか?」 首を傾げる動きに合わせて、炭治郎の耳飾りが揺れる。 犬は嫌いではないが、好きというには熱が足りない。 そう思って一言、「普通だ」と愛想のない返事をした。 そんな義勇に気を悪くした様子もなく、炭治郎は言葉を続ける。 「俺の家は山の上の方だったので、犬は飼えなかったんですが、麓の町には犬を飼う家もあって、柴犬もいたんですよ」 「そうか」 「荷車を引いていけた日は、下の弟妹たちを連れて、仕事の終わりに犬と遊ばせてもらったりしてました」 懐かしいとこぼす炭治郎の表情が寂しげで、袂に入れた手が、まるでそうするのが当たり前だというように、炭治郎の頭の上に伸ばされる。 自分の手のくせに、勝手に動くなと叱咤しても、もう遅い。 目を丸くして義勇を見る炭治郎に、手を離すべきかどうかを考えて、今更だろうと丸い頭を撫でる。 義勇は人の頭を撫でたことがない。 加減がわからないから、撫でるごとに炭治郎の髪が乱れていく。 しばらく放心したように、義勇に頭を好きにさせていた炭治郎が徐々に顔を俯かせる。 頭の位置が低くなって、撫でやすい。 その様子が、先ほどまで義勇に頭を撫でさせていた犬の姿と重なった。 いつも後ろに撫でつけられている髪は、意外に触り心地がよくて、手を離す時機を逃し続けていると、炭治郎が頭を上げる気配があった。 顔が赤い。 長男だから、撫でられることに慣れていないのだろうか。 「なんだか、義勇さんには貰ってばかりだなぁ」 炭治郎の言葉に首を傾げる。 貰ってばかりいるのは、義勇の方なのに。 「俺は、お前に何かをやったことはない」 「貰ってますよ、たくさん」 心をたくさん貰ってますよ。 目を丸くする義勇に、炭治郎の顔が綻ぶ。 だって義勇さん、と続く言葉を聞いてはいけないと思うのに、片方の手は炭治郎の頭の上に置かれたままで、耳を塞ぐことができない。 「だって義勇さん、俺と話してくれる時、とても優しい匂いがするから」 欲を堰き止めるための蓋が、開いてしまいそうだなと思った。 炭治郎の嗅覚を誤魔化せない蓋は、すでに穴だらけだろうから、閉めようとしても無駄なのかもしれないが、そんな蓋でもないよりはましだったのに。 ほら見てみろ、と吐き捨てるように言う自分の声が聞こえる。 やはりあの時、胡蝶の言葉を聞くべきではなかったのだ。 聞かなければ路地裏の柴犬に足を止めることなどなかったし、こうして炭治郎に会うこともなかった。 義勇と炭治郎の縁は炭治郎が繋いでいる。 一本であればそのうち摩耗して切れてしまう糸も、二本合わされば丈夫になる。 糸は紐になって、縄になって、切れない縁になってしまう。 今までも、これからも義勇は炭治郎に何も返せないと、返してはいけないと思っていた。 同じものを返せないからだ。 炭治郎のものとは違って、義勇のそれは綺麗なものにはならないと気づいていた。 「炭治郎」 炭治郎には、この声が優しく聞こえるのだろうか。 そんなつもりはないのに、義勇の耳にはひどく甘く聞こえてしまって、これは胡蝶も気づくはずだと納得する。 穴だらけの蓋が、堰き止めていた情に溶かされていく。 「俺は、鈴蘭のような柴犬にはなれない」 唐突に義勇の口から出てきた言葉を呑み込めていないのだろう。 すずらんのようなしばいぬ。 何のことかわからないというように、炭治郎の唇から音だけが零れ落ちる。 「だから、せめて人間にしてくれ」 言葉が足りない自覚はある。 義勇は人間だから、逆立ちしたって鈴蘭にも柴犬にもなれない。 そう思った末の懇願だったが、炭治郎に正しく届いてはいないだろう。 今はそれでいいと思った。 堰き止めることを止めた義勇の情が、優しさだけではないのだと、炭治郎が気づくまで。

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鈴蘭 の よう な 柴犬

ウクレレ用のフック式ストラップです。 ストラップピンやピンジャックが付いていないウクレレでもストラップを使うことができます。 サウンドホールの下の方に引っかけ、首にぶら下げて使用します。 調整金具は樹脂製パーツを使用し、 フック金具には、本革を手縫いで縫い付け、 ウクレレに傷がつかないよう保護をしています。 ストラップの幅は2cm、 2ヶ所の調整パーツで、お子様~大人まで使用できます。 4枚目の写真は小学2年生(身長130cm)が使用した例です。 ウクレレストラップにも個性が欲しいな!と、好きな柄で作成しております。 こちらの柄は、青海波文様の間から柴犬がのぞいています。 多少の誤差はご容赦くださいませ。 革の入荷状況により、写真と同一のものでない場合もございます。 (ストラップを使用していた上でのウクレレの破損等には補償できかねます。

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